浄土山

(じょうどさん)
📍 富山県 立山町🌿 自然⛰️ 名所

【概要】

浄土山は富山県立山町にある標高2831メートルの峰で、立山三山のうち最も南に位置します。山頂は北峰と標高2830メートルの南峰に分かれ、南峰には富山大学の立山施設が建っています。立山信仰では三山のうち過去をあらわす山とされており、北峰の手前には日露戦争で亡くなった富山県出身者を祀る軍人霊碑が据えられ、そこからは剱岳や雄山を望むことができます。

【歴史】

浄土山の名は、立山を西方極楽浄土の霊地とみる信仰に由来すると考えられています。立山は生きながら地獄と浄土を見られる山として登拝され、三山のうち浄土山は過去、雄山は現在、別山は未来をあらわすとされてきました。北峰の手前に立つ軍人霊碑は明治四十二年に建立されたのち、長い年月の風雪で傷んで忘れられていましたが、平成十七年に再建されました。

【特徴】

浄土山は山頂が二つに分かれ、標高2831メートルの北峰と2830メートルの南峰が並びます。南峰には富山大学の立山施設の建物が構え、北峰にはケルンが積まれています。頂上の一帯はハイマツと砂礫の広がる高山帯で、雪解けとともにハクサンイチゲやチングルマの花畑が開き、ライチョウに出会えることもある静かな山です。

【見どころ】

富山県立山町にある室堂の登山口から石の多い急斜面をたどると、標高二千八百メートルあまりの地点に軍人霊碑が現れ、そこから間もなく北峰に着きます。南峰から南へ十分から十五分ほど歩けば龍王岳に立つことができ、北東へ下れば一ノ越を経て雄山へ道が続きます。室堂から一ノ越へ向かう浄土山の北側の斜面は、夏まで雪渓が残ることがあります。

【トリビア】

軍人霊碑は、日露戦争で戦死し戦病死した富山県出身の二千五百九十五柱を祀ったもので、当時の雄山神社社司である栂野安輝の発願により、第九師団長神尾光臣中将の揮毫で建てられました。南峰の富山大学立山施設は、昭和十八年に旧陸軍が高所の気象観測のために建てた小屋を前身とし、戦後に大学へ引き継がれたのち、大きな改修を受けて使われています。

📅 最終更新: 2026/9/13
浄土山
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です