伊弉諾神宮

(いざなぎじんぐう)
📍 兵庫県 淡路市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

国生み神話を伝える淡路国の一宮で、国を生み終えた伊弉諾尊が余生を過ごした「幽宮」の跡と伝わります。境内には樹齢約九百年とされる夫婦大楠がそびえ、縁結びや子授けの信仰を集めてきました。島がそのまま一国をなす淡路は、朝廷に食材を納めた御食国の一つで、今も玉ねぎの一大産地として、また人形浄瑠璃の島として知られます。

【歴史】

伊弉諾神宮は、『古事記』『日本書紀』が伝える国生み神話で、国と神を生み終えた伊弉諾尊が最初に生んだ淡路の多賀の地に「幽宮(かくりのみや)」を構えて鎮まったという伝えを起こりとする神社です。淡路国の一宮として古くから朝廷の崇敬を受け、明治期には官幣大社に列しました。昭和29年(1954年)に伊弉諾神社から現在の社号へ改められています。

【特徴】

淡路国は島がそのまま一つの国をなす珍しい国で、瀬戸内海と紀伊水道を分ける位置にあります。古代には朝廷へ海産物を納めた御食国の一つに数えられ、今も鯛や鱧、いかなごが水揚げされます。温暖で水はけのよい土地は玉ねぎの一大産地を育て、五百年の伝統をもつ淡路人形浄瑠璃が受け継がれるなど、海と芸能に彩られた風土が保たれています。

【見どころ】

兵庫県淡路市にある伊弉諾神宮では、樹齢約九百年と伝わる夫婦大楠が境内の中ほどに大きく枝を広げ、県の天然記念物に指定されています。二本の木が根元で一つに合わさった姿から、夫婦円満や子授けの信仰を集めてきました。表神門から本殿へ続く参道や、放生の池に架かる神橋も落ち着いた雰囲気で、島の総鎮守らしい風格が感じられます。

【トリビア】

伊弉諾神宮は地元で「いっくさん」と親しまれ、日之少宮とも呼ばれてきました。境内に立つ「陽の道しるべ」は、この神宮を中心として春分と秋分の日の出の方角に伊勢神宮が、日の入りの方角に対馬の神社が位置するなど、太陽の運行と各地の社の関係を示したとされるモニュメントです。淡路島は国生みの島として日本遺産にも認定されています。

📅 最終更新: 2026/9/14
伊弉諾神宮
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です