📍 茨城県 潮来市⛰️ 名所🌿 自然

【概要】

潮来は茨城県南東部の利根川下流に位置する水郷の町。鎌倉時代から水運の要衝として栄え、江戸時代には東北諸藩の年貢米の中継地として大いに賑わいました。「さっぱ舟」と呼ばれる小舟での川巡りが人気で、初夏には約100万株のあやめが咲き誇る「あやめ祭り」が開催されます。伝統的な婚礼を舟上で再現する「嫁入り舟」は全国的にも有名な風物詩です。

【歴史】

潮来は茨城県南東部の利根川下流域に位置し、鎌倉時代から舟運の要衝として発展してきました。江戸時代には東北諸藩の年貢米を江戸へ運ぶ中継地として機能し、多くの藩が御船屋敷を構えて大いに賑わいました。街道沿いには遊郭も立ち並び、水運の拠点として栄華を極めました。明治以降は鉄道や道路の発達により水運は衰退しましたが、昭和期に水郷観光地として再興され、現在も水の郷としての風情を色濃く残しています。

【特徴】

潮来の水郷は利根川と北浦に挟まれた低湿地帯に位置し、前川や常陸利根川など複数の河川が流れる独特の水辺景観が特徴です。「さっぱ舟」と呼ばれる平底の小舟での水路巡りが名物で、娘船頭さんが操る舟に揺られながら、柳や水辺の草花を愛でることができます。初夏には約500種100万株ものあやめが咲き誇り、水郷潮来あやめ園を中心に「水郷潮来あやめまつり」が5月下旬から6月下旬にかけて盛大に開催されます。水と花が織りなす景色は日本の原風景そのものです。

【見どころ】

潮来の最大の見どころは、あやめまつり期間中に行われる「嫁入り舟」です。白無垢の花嫁がさっぱ舟に乗り、前川を渡って嫁ぎ先へ向かうという伝統的な婚礼の光景を再現するもので、全国的にも珍しい水郷ならではの風物詩として知られています。夜の水郷潮来あやめ園はライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。また、十二橋めぐりでは水路に架かる小さな橋をくぐりながらの舟遊びが楽しめます。

【トリビア】

潮来は古くは「板久」「板来」と表記され、万葉集にも「伊多久の津」として詠まれています。昭和30年代の歌謡曲「潮来笠」や映画「潮来出島」で全国的に知名度が上がり、観光地としてブームを巻き起こしました。潮来の前川に架かる橋は12本あり「十二橋」と呼ばれますが、実際には時代によって数が変わっています。嫁入り舟の行事は昭和60年のつくば科学万博「潮来の日」を機に復活したもので、現在はあやめまつり期間中の水曜・土曜・日曜に公開で行われ、一般から公募された花嫁も参加することができます。

📅 最終更新: 2026/9/7
潮来
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です