【概要】
石堂山は宮崎県西米良村にある標高約1547メートルの山で、米良三山のなかでもっとも歩きごたえがあるとされます。九合目から続く痩せ尾根「尻張り坂」ではコブの登り下りが繰り返され、細い尾根や小さな岩場が次々と現れます。春にはアケボノツツジが咲き、一ツ瀬川を挟んで向かい合う市房山を眺めながら歩ける山です。
【歴史】
石堂山は市房山、天包山とともに米良三山に数えられてきた標高およそ1547メートルの山です。山名の由来は分かっていないとされ、深い森に覆われた姿は古くから人々に仰がれてきました。北の斜面は椎葉村へと続き、一ツ瀬川を隔てて市房山と向かい合うように南北へ尾根を延ばしています。かつては自然林が広がっていましたが、民有林のため近年は山頂近くまで造林地が迫っています。
【特徴】
石堂山は米良三山のなかでもっとも歩きごたえのある山とされます。宮崎県西米良村にある六合目の登山口からたどる道が一般的で、九合目を過ぎると尾根は細く痩せたものに変わります。次々と現れるコブを越えていく「尻張り坂」はこの山の代名詞で、細い尾根や小さな岩場、登り下りの繰り返しが山頂まで続きます。登山口までの林道には未舗装の区間も残ります。
【見どころ】
石堂山は春に花を楽しむ山としても人気を集めます。4月の中旬から下旬にかけてはアケボノツツジが淡い紅色の花を咲かせ、5月の中旬から下旬にはヤマツツジやドウダンツツジが登山道を彩ります。山頂の近くにはブナの大木が残り、尾根からは米良の山々や南に連なる霧島連山、一ツ瀬川を挟んで対峙する市房山の姿を眺めることができます。
【トリビア】
石堂山の山頂は樹木が育ったことで展望がやや遮られており、そのぶん手前の尾根や岩場からの眺めが親しまれています。西米良村では毎年春のやま開きに合わせて三山の登山道が整備されており、石堂山でも記念登山が行われてきました。登山道の状況ややま開きの日程は年によって変わるため、出かける前に最新の案内を確かめておくと安心です。




