石部桜

(いしべざくら)
📍 福島県 会津若松市🌿 自然⛰️ 名所

【概要】

福島県会津若松市にある石部桜は、会津五桜の筆頭に挙げられることの多いエドヒガンの古木です。中世の会津を治めた葦名氏の重臣、石部治部大輔の屋敷の庭にあったものと伝えられ、推定樹齢は六百年を超えるとされます。田園の中で十本ほどの幹を扇のように広げた姿は雄大で、大河ドラマの映像に登場した桜としても広く知られています。

【歴史】

会津若松市にある石部桜は、中世の会津を治めた葦名氏の重臣、石部治部大輔の屋敷の庭にあったものと伝えられる古木です。城下の北東に広がる田園の中に立ち、江戸時代から城下の人々に花の名所として親しまれてきました。会津五桜の筆頭に挙げられることが多く、市の天然記念物と福島県の緑の文化財に指定され、いまも地元の手で守られています。

【特徴】

樹種はエドヒガンで、推定樹齢は六百年を超えるとされます。地際から十本ほどの幹が扇のように分かれて立ち上がり、枝張りは最も広いところで二十メートル近くに達します。一本の木でありながら小さな林のような広がりを見せ、淡い紅色を帯びた白い花を枝いっぱいに咲かせる姿が石部桜の持ち味です。樹齢の数え方は資料によって幅があります。

【見どころ】

見頃は例年四月上旬から中旬ごろですが、その年の気温によって前後します。周囲に高い建物がなく、田畑の中に一本だけ立っているため、どの方向からでも木の全景を眺められるのが魅力です。夕暮れどきには背後の山並みを背景に枝ぶりの陰影が際立ちます。見学路は細く、周りは農地と住宅地なので、立ち入りには配慮が必要です。

【トリビア】

二〇一三年に放送されたNHKの大河ドラマ『八重の桜』のオープニング映像に登場したことで、石部桜は全国に名を知られるようになりました。主人公の新島八重が会津の生まれであることから、物語の象徴として取り上げられたものです。放送のあとは訪れる人が大きく増え、花の時期には臨時の駐車場や案内が設けられる年もあります。

📅 最終更新: 2026/9/14
石部桜
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です