会津五桜

会津五桜は、福島県の会津地方に古くから伝わる五本の名桜の総称です。会津若松市の石部桜、会津美里町の薄墨桜と虎の尾桜、会津坂下町の杉の糸桜、猪苗代町の大鹿桜が数えられ、江戸時代の書物にも名が見えます。いずれも寺社や旧家にゆかりを持ち、品種も開花の時期もそれぞれ違うため、四月上旬から五月上旬にかけて順に咲き継いでいきます。一本ずつ訪ね歩く花見が親しまれてきました。

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石部桜
🌿 自然⛰️ 名所
📍 福島県 会津若松市

石部桜

(いしべざくら)

福島県会津若松市にある石部桜は、会津五桜の筆頭に挙げられることの多いエドヒガンの古木です。中世の会津を治めた葦名氏の重臣、石部治部大輔の屋敷の庭にあったものと伝えられ、推定樹齢は六百年を超えるとされます。田園の中で十本ほどの幹を扇のように広げた姿は雄大で、大河ドラマの映像に登場した桜としても広く知られています。

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薄墨桜
🌿 自然⛰️ 名所
📍 福島県 会津美里町

薄墨桜

(うすずみざくら)

福島県会津美里町にある伊佐須美神社の御神木で、会津五桜の一つに数えられる桜です。「会津薄墨」という独自の品種で、薄い墨を刷いたような白色で咲きはじめ、日がたつにつれて中心から淡い紅色へ変わっていきます。一枝の中に八重と一重が混じるのも珍しく、香りの高い花として知られ、例年四月下旬には花祝祭が営まれます。

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杉の糸桜
🌿 自然⛰️ 名所
📍 福島県 会津坂下町

杉の糸桜

(すぎのいとざくら)

福島県会津坂下町にある薬王寺の境内に立つ枝垂れ桜で、会津五桜の一つに数えられます。細い枝が糸のように垂れ下がる姿から名が付き、『新編会津風土記』には天正年間に宮城郡から移し植えられたと記されています。現在の木はその二代目と伝えられ、推定樹齢はおよそ二百年。静かな集落の寺で地元の保存会に守られています。

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虎の尾桜
🌿 自然⛰️ 名所
📍 福島県 会津美里町

虎の尾桜

(とらのおざくら)

福島県会津美里町の法用寺にある桜で、会津五桜の一つに数えられます。雄しべの一部が細い花弁に変わる「旗弁」を持ち、八重の花の中心から立ち上がるその形を虎の尾に見立てたことが名の由来とされます。見頃は五桜の中でも遅く、例年四月下旬から五月上旬ごろ。境内に残る三重塔と白い花を一緒に眺められるのが大きな魅力です。

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大鹿桜
🌿 自然⛰️ 名所
📍 福島県 猪苗代町

大鹿桜

(おおしかざくら)

福島県猪苗代町の磐椅神社に立つ八重桜で、会津五桜の一つに数えられます。天暦元年に村上天皇の勅使が京から移し植えたと伝えられ、代を重ねながら受け継がれてきました。花弁が七十枚を超えることもある菊咲きで、白く咲いた花がしだいに淡い紅色へ、やがて鹿の毛色に似た色へと変わっていくことが大鹿桜という名の由来です。

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📍 所在地マップ