伊勢神宮

(いせじんぐう)
📍 三重県 伊勢市⛰️ 名所

【概要】

「お伊勢さん」として親しまれる、日本人の心のふるさとです。内宮(天照大御神)と外宮(豊受大御神)をはじめとする125の宮社からなり、2000年以上の歴史を持ちます。

【歴史】

伊勢神宮は正式には「神宮」と称し、皇室の祖神である天照大御神を祀る内宮(皇大神宮)と、衣食住や産業の守り神である豊受大御神を祀る外宮(豊受大神宮)を中心に、別宮や摂社など百二十五の宮社から成り立っています。社伝では、垂仁天皇の御代に倭姫命が鎮座の地を求めて諸国を巡り、五十鈴川のほとりに祀ったのが始まりと伝わります。以来二千年近く、朝廷の厚い保護のもとで祭祀が絶えることなく続けられてきました。

【特徴】

社殿は柱を地中に埋める掘立柱と茅葺きの屋根を用いた唯一神明造で、装飾を抑えた清らかな姿が特徴です。二十年ごとに社殿と御装束神宝を新調し、大御神に新しい宮へお遷りいただく式年遷宮は千三百年にわたって続いてきました。直近の第六十二回は二〇一三年に行われ、建築や工芸の技術と信仰をそのまま次代へ引き継ぐ営みとして、今も変わらず守られています。次回は二〇三三年に予定されています。

【見どころ】

三重県伊勢市にある伊勢神宮の参拝は、外宮から内宮へ向かう「外宮先祭」の順が古くからの習わしです。内宮の入口に架かる宇治橋を渡り、玉砂利を踏みしめて五十鈴川の御手洗場へ進むと、樹齢を重ねた杉に囲まれた深い静けさに包まれます。参道に続く門前町のおはらい町とおかげ横丁では、伊勢うどんや赤福といった名物を味わえ、参拝の余韻をゆっくりと楽しめます。年間を通じて数百万人が訪れる、日本を代表する聖地です。

【トリビア】

江戸時代には「一生に一度はお伊勢参り」といわれ、数百万人が押し寄せる「おかげ参り」が周期的に起こりました。奉公人が主家に無断で旅立っても咎められない慣習があり、道中では旅人に食事や宿を施す「施行」が行われたと伝わります。飼い主に代わって参宮したという「おかげ犬」の話も残されており、身分を問わず人々を引き寄せた当時の熱気を今に伝えています。伊勢神宮が「日本三社」の筆頭とされるゆえんです。

📅 最終更新: 2026/9/7
伊勢神宮
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です