【概要】
築城の名手・藤堂高虎によって築かれた、海水を堀に引き入れた海岸平城です。堀の幅は最大70mもあり、満潮時には城が海に浮かんでいるように見えます。現在は5層6階の模擬天守がそびえ立ち、今治市のシンボルとなっています。
【藤堂高虎の傑作】
愛媛県今治市にある平城で、築城の名手と言われた藤堂高虎によって築かれました。関ヶ原の戦いの後、伊予半国を与えられた高虎が、瀬戸内海の交通の要衝であるこの地に築いた、当時としては最新鋭の海城です。堀に海水を導入する構造は、後の高松城のモデルになったとも言われています。明治の廃城令で多くの建物が失われましたが、昭和55年に天守が再建され、市のシンボルとなっています。
【広大な水堀】
今治城の特徴は、なんといっても幅の広い堀です。内堀の幅は最大で約70メートルもあり、高く積まれた石垣と相まって、難攻不落の威容を誇ります。この堀も海水と繋がっており、潮の満ち引きによって水位が変わる仕組みになっています。現在でもボラやスズキなどの海水魚が生息しており、城と海が一体となった珍しい景観を楽しむことができます。日本でも数少ない海城の一つです。
【鉄御門の復元】
平成19年(2007年)には、城の正門にあたる「鉄御門(くろがねごもん)」が、当時の工法に基づいて忠実に復元されました。巨石を多用した枡形虎口(ますがたこぐち)は迫力満点で、高虎の築城術の真髄を間近で見ることができます。夜には美しくライトアップされ、水面に映る天守や石垣の姿は幻想的で、写真撮影のスポットとしても人気です。日本100名城にも選ばれています。
📅 最終更新: 2026/1/4




