【概要】
日向備長炭は、宮崎県で生産される備長炭。アラカシを主な原木とすることが多く(ウバメガシも使用される)、紀州や土佐に比べてやや柔らかいのが特徴。その分、着火しやすく、独特の柔らかな炎を出すため、焼き鳥や焼き肉店などで重宝される。
【特徴と品質】
宮崎県美郷町(旧北郷村・西郷村)を中心に生産されている備長炭です。原料となるウバメガシ(アラカシ)の生育に適した温暖な気候と、伝統的な製炭技術によって作られます。和歌山の紀州備長炭と並び称される最高品質の白炭(はくたん)であり、断面は美しく輝き、叩くと「キンキン」と金属のような高い音がします。
【製法】
1000度以上の高温で焼き上げ、窯の外に出して灰と土を混ぜた消し粉(けしこ)をかけて急冷する「白炭焼き」という製法で作られます。この急冷により、炭の表面が白っぽくなり、非常に硬く締まった炭になります。日向の職人の技術は非常に高く、紀州に勝るとも劣らない火持ちと火力の強さを実現しています。
【用途】
うなぎの蒲焼きや焼き鳥など、プロの料理人から絶大な信頼を得ています。遠赤外線効果が高く、食材の表面を素早く焼き固めて旨味を逃がさないため、料理の味を格段に引き上げます。宮崎県の伝統的工芸品にも指定されています。
📅 最終更新: 2026/4/17




