本願寺大書院庭園

(ほんがんじだいしょいんていえん)
📍 京都府 京都市📦 その他📦 名勝📦 庭園🌿 自然

【概要】

本願寺大書院庭園は、京都市にある特別名勝です。四季折々の美しい景観が楽しめ、多くの観光客が訪れます。日本の美を象徴する場所の一つです。

【歴史】

本願寺大書院庭園は、京都府京都市にある西本願寺で、大書院と呼ばれる対面所の東側に設けられた枯山水庭園です。俗に「虎渓の庭」と呼ばれ、桃山時代から江戸時代初期にかけて、大書院そのものの造営と歩調を合わせて作られたと考えられています。作庭者を明確に伝える確かな記録は残っていませんが、桃山の気風を伝える当代随一の枯山水として、古くから多くの人に知られてきました。

【特徴】

「虎渓」の名は、中国の名山である廬山のふもとを流れる渓谷にまつわる虎渓三笑の故事に由来しています。背後にそびえる建物の屋根を廬山に見立てたとも伝わり、白川砂を敷いて水面を表し、北側には巨石を組んだ豪壮な枯滝を構えました。丸みを帯びた石で水の流れを示し、大海に見立てた白砂には二つの島と、それらを結ぶ石橋が据えられています。限られた敷地に山と海の景を凝縮した構成です。

【見どころ】

枯滝や岩組は豪快で力強く、桃山時代の作庭精神をよく表していると評されてきました。庭に大きく植えられたソテツが南国的な景を添え、京都の枯山水ではめずらしい異国的な趣を生んでいる点も見どころの一つです。庭園は昭和9年(1934年)に史跡および名勝、昭和30年(1955年)に特別名勝へ指定されました。通常は非公開で、書院の特別公開などの機会に限って拝観できます。

【トリビア】

西本願寺には、国宝の飛雲閣を中心とする滴翠園という別の名勝庭園もあり、一つの境内に二つの国指定庭園を抱えるというきわめて珍しい寺院となっています。大書院に面する北能舞台は現存する日本最古の能舞台とされ、こちらも国宝に指定されました。寺全体は「古都京都の文化財」の構成資産として世界遺産に登録されており、堀川通に面して国宝の御影堂や阿弥陀堂など壮大な伽藍が立ち並びます。

📅 最終更新: 2026/9/7
本願寺大書院庭園
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です