【概要】
岡山県北東部、那岐山(なぎさん)の南麓に吹き降ろす北寄りの強風です。台風が四国の南海上や瀬戸内海を通過する際に発生しやすく、風速が50メートルを超えることもあります。「広戸」は奈義町の旧地名です。
【風の特徴】
岡山県津山市周辺(特に奈義町など)で、台風が四国沖や紀伊半島沖を通過する際などに、北側の山地(那岐山)から吹き降ろす猛烈な北風です。「広戸風(ひろとかぜ)」と呼ばれ、その破壊力は凄まじく、過去には民家の倒壊や列車の転覆などの大災害を引き起こしたこともあります。
【風の枕】
風が吹く前兆として、那岐山の山頂付近に「風枕(かざまくら)」と呼ばれる独特の雲(白いとぐろを巻いたような雲)が現れることが知られています。地元の人々はこの雲を見ると、嵐の到来を予感して警戒しました。自然が発する警告サインとして、古くから語り継がれています。
【対策】
この地域では、強風から家を守るために、屋敷の北側に防風林を植えたり、石垣を築いたりする工夫が見られます。現代でも、風洞実験などを通じて、この特異な気象現象の研究が進められています。局地風の恐ろしさを今に伝える自然現象です。
📅 最終更新: 2026/1/3




