羽黒山

(はぐろさん)
📍 山形県 鶴岡市🏯 歴史🌿 自然

【概要】

羽黒山は標高414メートル、出羽三山の表玄関にあたる山です。参道口の随神門から樹齢三百年を超える杉並木が続き、国宝の五重塔を過ぎて2446段の石段が山頂へ導きます。頂には三山の神をまとめて祀る三神合祭殿が構え、現世の幸せを願う「現在の山」として、三山巡りの出発点でもあり結びの場でもあります。

【歴史】

出羽三山神社の社伝では、崇峻天皇の皇子である蜂子皇子が三本足の霊烏に導かれて羽黒山に登り、苦行のすえに羽黒権現の示現を拝したことに始まると伝えられます。以後は羽黒派修験の拠点として神仏習合の色濃い八宗兼学の山となり、東国三十三ヶ国総鎮守と称されました。江戸時代には霞場と呼ばれる講を通じて庶民の参詣がひろがりました。

【特徴】

羽黒山は山形県鶴岡市にあり、手向の里から登る標高414メートルの山です。三山のうちでは最も低く、雪に閉ざされる月山や湯殿山と違って一年を通して参拝できるのが大きな持ち味です。参道口の随神門をくぐると継子坂を下り、須賀の滝や爺スギを見ながら一の坂・二の坂・三の坂と2446段の石段を登ります。山頂までは有料道路も通じています。

【見どころ】

参道途中に立つ五重塔は三間五層の素木造で高さ約29メートル、平将門の創建と伝えられ、現在の塔は1372年の再建とされて1966年に国宝へ指定されました。山頂の三神合祭殿は1818年の再建で、分厚い茅葺きの大屋根と朱塗りの柱が目を引きます。急な二の坂を登りきったところに立つ茶屋からは、庄内平野の広がりと鳥海山までを一望できます。

【トリビア】

杉並木につつまれた2446段の石段から始まる出羽三山の物語は、2016年4月25日に山形県で初めての日本遺産として認定されました。三山にはそれぞれ御縁年があり、羽黒山は午歳、月山は卯歳、湯殿山は丑歳にあたります。2026年は十二年に一度の羽黒山午歳御縁年で、特別な授与品や五重塔のライトアップが行われます。

📅 最終更新: 2026/9/12
羽黒山
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です