📍 鳥取県 大山町🌿 自然🏯 歴史

【概要】

大山は鳥取県大山町にある火山で、最高峰の剣ヶ峰は標高1729メートルを測り、中国地方でいちばん高い山として知られています。西から仰ぐと円錐形に整うことから伯耆富士とも呼ばれ、山腹には奈良時代の開創と伝わる大山寺と大神山神社奥宮が構え、山岳信仰の一大拠点として栄えた歴史を今に伝えています。山頂一帯は大山隠岐国立公園に含まれ、日本百名山にも選ばれています。

【歴史】

大山は古代から神の宿る山とされ、出雲国風土記には火神岳の名で登場し、国引き神話では大地を引き寄せた綱をつなぐ杭に見立てられたと伝わります。718年には金蓮上人が大山寺を開いたと伝えられ、中世には三千人もの僧兵を抱える一大勢力へと成長しました。明治の廃仏毀釈で寺は大きく衰えましたが、2018年には開山1300年の節目を迎えています。

【特徴】

大山は最高峰の剣ヶ峰で標高1729メートルを測る中国地方の最高峰で、鳥取県大山町にある登山口から仰ぐ荒々しい北壁と、南側から望む鋭い南壁が対照的な姿を見せます。標高800メートルから1300メートル付近は西日本最大級のブナ林に覆われ、山頂部に広がるダイセンキャラボクの純林は国の特別天然記念物に指定されています。

【見どころ】

一般に大山の山頂とされるのは標高1709メートルの弥山で、夏山登山道を三時間ほど登ると、木道の敷かれた頂に立つことができます。山腹の大神山神社奥宮へは約700メートルにわたって自然石を敷いた参道が続き、社殿は権現造として国内でも最大級と紹介されています。鍵掛峠から望む南壁や、桝水高原から仰ぐ伯耆富士の姿も見逃せません。

【トリビア】

冬の大山は「東の谷川岳、西の大山」と並び称されるほど厳しく、最高峰の剣ヶ峰へ続く縦走路は崩落が進んだため、現在は立ち入らないよう強く呼びかけられています。かつて麓では大山寺の地蔵信仰に支えられた牛馬市が開かれ、日本最大級の規模を誇ったと伝わり、その物語は日本遺産にも認定されました。初夏に営まれる夏山開き祭では、たいまつの行列が夜の山腹を長く照らします。

📅 最終更新: 2026/9/8
大山
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です