忠七めし

(ちゅうしちめし)
📍 関東埼玉県 小川町🍜 料理🥢 名産

【概要】

埼玉県小川町にある割烹旅館「二葉」に伝わる、茶漬け風のご飯料理です。江戸時代の末期、八代目当主の八木忠七が、店をひいきにしていた山岡鉄舟から料理に禅の味わいを盛るよう示唆を受けて考えたとされます。海苔を混ぜたご飯にわさびや柚子、さらしねぎを添え、熱いつゆを注いで味わいます。1939年(昭和14年)に日本五大名飯の一つに数えられたと伝わります。

【歴史】

忠七めしは、埼玉県小川町にある割烹旅館「二葉」で生まれた料理です。二葉は1748年の創業と伝わる老舗で、江戸無血開城に力を尽くした幕臣の山岡鉄舟もこの店をひいきにしていました。剣・禅・書の道を極めた鉄舟から、料理に禅の味わいを盛ってはどうかと示唆を受けた八代目当主の八木忠七が工夫を重ね、江戸時代の末期にこの一品を生み出したとされています。

【特徴】

忠七めしの持ち味は、少ない材料に深い意味を込めた組み立てにあります。ご飯には海苔を混ぜ込み、薬味としてわさびと柚子、さらしねぎを添えます。わさびのぴりりとした刺激は剣の鋭さを、海苔のごく淡い味わいは禅の心を、柚子の高い香りは書の精神を表すと説明されており、鉄舟が究めた剣・禅・書の三つの道が、茶漬け風の一杯のなかに見立てられています。

【食べ方】

忠七めしは、海苔を混ぜたご飯を器に盛り、わさびや柚子、さらしねぎをのせてから、店に伝わる熱いつゆを注いでいただきます。お茶漬けのようにさらさらと口に運べ、つゆの香りに薬味の辛みと柑橘の香りが重なっていきます。二葉では籠盛料理と組み合わせた食事も用意されています。品書きや営業日は変わることがあるため、訪れる前に店へ確かめておくと安心です。

【トリビア】

二葉の建物は数寄屋造りの趣を今に伝えており、1933年(昭和8年)に建てられた本館は「割烹旅館二葉本店本館」の名で国の登録有形文化財になっています。料理の名は考案者の八木忠七にちなむとされますが、名付け親を山岡鉄舟とする紹介もあります。1939年(昭和14年)に宮内省が全国の郷土料理を調べた際、日本五大名飯の一つに挙げられたと伝えられています。

📅 最終更新: 2026/10/8
忠七めし
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です