安土城

(あづちじょう)
📍 近畿滋賀県 近江八幡市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

安土城は滋賀県近江八幡市の標高約199メートルの安土山にある城跡です。1576年(天正4年)に織田信長が丹羽長秀を普請奉行として築き始め、1579年に信長が天主へ移りましたが、本能寺の変の直後に焼失しました。総石垣造りと高層の天主を初めて本格的に築いた近世城郭の出発点とされ、今は大手道の石段や石垣、天主台の礎石が残っています。

【歴史】

安土城は1576年(天正4年)、織田信長が丹羽長秀を普請奉行として、滋賀県近江八幡市にある標高約199メートルの安土山に築き始めた城です。琵琶湖の水運と東山道を押さえる要地で、約3年の歳月をかけて造営が進み、1579年(天正7年)には信長自身が壮麗な天主に移り住みました。しかし1582年(天正10年)の本能寺の変の直後に城は焼失し、天下統一の拠点はわずか数年で失われ、まもなく廃城となります。

【特徴】

安土城の最大の特徴は、山全体を石垣で固めた総石垣造りと、複数階層からなる高層の天主を初めて本格的に築いた点にあります。土塁と堀を主体とした従来の山城とは異なり、礎石を据えた建物と高石垣を組み合わせ、山麓に整えた城下町と一体で運営されました。防御施設であると同時に権威を見せつける舞台でもあり、近世城郭の出発点と位置づけられて、その後の城づくりに決定的な影響を与えました。

【見どころ】

見どころは、大手口から山上へまっすぐ延びる幅の広い石段の大手道です。全長は約180メートルに及び、他の城では例のない直線的で壮大なつくりで、両脇には羽柴秀吉邸跡や伝徳川家康邸跡と伝わる屋敷地が階段状に並んでいます。山頂の天主台には礎石が整然と残り、木々の間から琵琶湖の水面が見渡せます。信長が城内に創建した摠見寺の跡も残り、往時の伽藍の位置をたどることができます。

【トリビア】

安土城跡は国の特別史跡に指定されており、城跡としては全国でも数少ない格付けを受けています。大手道の石段や石垣には石仏や墓石を転用した石材が今も見られ、資材を集めて工事を急いだ当時の様子を伝えています。摠見寺の三重塔と二王門は焼失を免れて現存し、国の重要文化財として山中にたたずんでいます。天主の外観は記録が乏しく、復元案は今も研究者の間で分かれています。

📅 最終更新: 2026/9/25
安土城
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です