烏帽子岳

(えぼしだけ)
📍 熊本県 南阿蘇村🌿 自然⛰️ 名所

【概要】

烏帽子岳は、阿蘇五岳の西寄りに立つ標高千三百三十七メートルの山です。熊本県南阿蘇村にあり、山頂には一等三角点が置かれています。北の麓には火口跡が草原になった草千里ヶ浜が広がり、そこから一時間ほどで登れる手軽さで親しまれています。展望がよく南阿蘇の谷から有明海まで見渡せることから、国見山という別名でも呼ばれてきました。

【歴史】

熊本県南阿蘇村にある烏帽子岳は、三万年以上前に活動した古い火山で、阿蘇の中央火口丘群のなかでは早い時期に形づくられました。その後も山の北側では側火山の活動が続き、約二万七千年前の大きな噴火で直径一キロメートルほどの火口ができました。その火口跡が雨水をたたえ、草に覆われて今の草千里ヶ浜になったと考えられています。

【特徴】

烏帽子岳という名は、平安時代の男性がかぶった烏帽子に山の形が似ていることに由来するといわれます。標高は千三百三十七メートルで、頂には西烏帽子岳という点名の一等三角点が置かれ、その標高は千三百三十七・一八メートルとされています。草千里ヶ浜からの登山道は草地の斜面を斜めに登る道で、傾斜はゆるく、登り切るまでの標高差も二百メートルあまりです。

【見どころ】

烏帽子岳の山頂からの眺めは阿蘇五岳のなかでも屈指で、南阿蘇の谷、噴煙を上げる中岳の火口、外輪山の連なりが一度に目に入り、空気の澄んだ日には有明海や雲仙の山影まで浮かびます。北の麓に大きく広がる草千里ヶ浜は国の名勝および天然記念物で、牛馬が草を食む広い草原と雨水がたまった池が、噴煙を背にした阿蘇らしい景色をつくります。

【トリビア】

草千里ヶ浜は面積約七十八万平方メートル、直径約一キロメートルの浅い二重火口の跡で、草原の中央に見える小さな丘は内側の火口の縁が残ったものです。烏帽子岳が国見山と呼ばれるのは見晴らしのよさがそのまま名になったためで、古い地図にはこの名で載ることもあります。麓には阿蘇火山博物館があり、火山の成り立ちを学んでから登ると山の形の意味がよく分かります。

📅 最終更新: 2026/9/12
烏帽子岳
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です