阿蘇五岳は、南北約二十五キロメートルに及ぶ阿蘇カルデラの底に連なる高岳・中岳・根子岳・烏帽子岳・杵島岳の五つの峰をまとめて呼ぶ名前です。カルデラは約二十七万年前から約九万年前までの四度の巨大噴火で生まれ、五岳はそのあとにカルデラの中で育った中央火口丘群の代表格にあたります。北側の外輪山から望む連なりは横たわった釈迦の姿に見立てられ、涅槃像と呼ばれて阿蘇を象徴する眺めになっています。
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A.最も高いのは標高千五百九十二メートルの高岳です。続いて中岳が千五百六メートル、根子岳が千四百三十三メートル、烏帽子岳が千三百三十七メートルで、標高千三百メートル台の杵島岳が五峰のなかで最も低い峰です。日本百名山の阿蘇山は、この高岳を最高点として数えられています。
A.今も活動を続けているのは中岳だけです。南北に並ぶ七つの火口跡のうち、北端の第一火口だけが活動しており、底には湯だまりと呼ばれる湯の池が現れることがあります。火口の周辺は火山ガスや噴石の危険があるため、火山活動に応じて立入りが規制されます。
A.北側の外輪山から望む五岳の連なりが、横たわった釈迦の姿に見立てられるためです。とがった輪郭の根子岳が顔にあたり、西の端にある杵島岳は膝や足の部分に数えられます。この眺めは阿蘇を象徴する景色になっています。
A.阿蘇カルデラの中で育った中央火口丘群の代表格です。カルデラは約二十七万年前から約九万年前までの四度の巨大噴火で生まれ、そのあと内側に新しい火山が育ちました。根子岳や烏帽子岳は古い時期にできた火山で、杵島岳は約三千五百年前の噴火でできた新しい火山です。
A.五つの峰はすべて熊本県にあり、多くが数km以内に集まっています。直線距離で高岳と中岳は約1km、烏帽子岳と杵島岳は約2kmと近く、高岳・中岳から他の三峰へは約4kmです。東に離れた根子岳は、烏帽子岳や杵島岳から約8kmの位置にあります。