【概要】
都内最古の寺院であり、年間3000万人以上が訪れる世界的な観光名所です。雷門の大提灯や仲見世通りが有名で、本堂には絶対秘仏の聖観世音菩薩が祀られています。江戸文化の中心地として発展してきました。
【歴史】
東京都台東区にある聖観音宗の総本山が、浅草観音(金龍山浅草寺)です。推古天皇36年(628年)、宮戸川で漁をしていた檜前浜成・竹成の兄弟の網に一体の観音像がかかり、郷司の土師中知がこれを聖観世音菩薩と拝して自宅を寺に改め、生涯にわたって供養したのが始まりと伝わります。都内最古の寺院として1400年近い歴史を刻み、江戸の昔から庶民の信仰を集めてきました。
【特徴】
本尊の聖観世音菩薩は誰も目にすることのできない絶対秘仏で、参拝者はその姿を写した前立本尊に手を合わせます。年間3000万人ともいわれる参拝者が訪れ、正月三が日の初詣客の数は全国でも有数の規模を誇ります。総門である雷門の正式名称は風雷神門といい、向かって右に風神、左に雷神を安置しており、風水害や火災から寺を守るとされてきた浅草の象徴ともいえる門です。
【見どころ】
雷門から宝蔵門まで約250メートル続く仲見世通りには、人形焼や雷おこしなどを商う店が90軒ほど軒を連ね、日本でも指折りの古い商店街として賑わっています。本堂の天井には川端龍子による龍の絵と堂本印象による天人の絵が描かれ、東側には五重塔がそびえます。7月9日と10日の四万六千日にはほおずき市が、12月17日から19日には歳の市として羽子板市が立ち、季節ごとに表情を変えます。
【トリビア】
四万六千日は、この日に参拝すると46000日分の功徳が得られるとされる縁日で、日数にすればおよそ126年、まさに一生分のご利益にあたると考えられてきました。雷門に下がる大提灯は、昭和35年(1960年)に松下電器産業の創業者である松下幸之助が、病気平癒の礼として寄進したもので、以来およそ10年ごとに新調されながら、浅草の顔として掲げられ続けています。




