有田陶器市

(ありたとうきいち)
📍 佐賀県 有田町🎭 文化🥢 名産

【概要】

日本磁器発祥の地である佐賀県有田町で、毎年4月29日から5月5日に開かれる日本最大級の陶器市です。1896年の品評会に合わせた蔵ざらえ大売り出しを起源とし、上有田から有田までの約4キロの通りに数百の店が並び、期間中に100万人を超える人が訪れます。

【歴史】

有田陶器市の起源は1896年、有田の窯元や商人が開いた陶磁器の品評会にあります。品評会に合わせて各店が蔵に眠る器を安く売り出す蔵ざらえを始めたところ評判となり、やがて毎年の恒例行事となりました。有田は1616年に朝鮮出身の陶工・李参平が磁器の原料を発見して以来、日本で初めて磁器を焼いた町であり、陶器市は四百年の歴史を持つ産地の技を広く伝える場として発展してきました。

【特徴】

会場は上有田駅から有田駅までを結ぶ約4キロの通り一帯で、伝統的な建物が並ぶ内山の町並みに沿って数百の店が軒を連ねます。老舗の窯元が高級な柿右衛門様式や鍋島様式の器を並べる店から、若手作家の作品、規格外品を格安で売る露店まで幅広く、定価の半額以下で手に入る品も多くあります。朝早くから大きな袋を提げて掘り出し物を探す人の波が通りを埋め、産地ならではの活気に包まれます。

【見どころ】

陶器市の期間中は列車の臨時便が増発され、上有田駅から歩き始めて有田駅へ抜けるのが定番の回り方です。途中には有田焼の歴史を学べる資料館や、トンバイ塀と呼ばれる窯の廃材で作った塀が続く裏通りがあり、買い物の合間に町歩きも楽しめます。有田焼の器で名物の有田焼カレーを味わい、泉山の磁石場や陶山神社の磁器製の鳥居を訪ねれば、磁器の町の全体像が見えてきます。

【トリビア】

陶器市の期間中の来場者は100万人を超え、人口2万人足らずの有田町に一週間でその50倍もの人が押し寄せることになります。陶山神社には磁器で作られた鳥居や狛犬があり、日本で唯一の焼き物の神社として陶器市とともに知られています。また有田の隣の波佐見町でも同じ時期に波佐見陶器まつりが開かれ、二つの産地をはしごするのが焼き物好きの春の恒例になっています。

📅 最終更新: 2026/9/6
有田陶器市
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です