明石城

(あかしじょう)
📍 近畿兵庫県 明石市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

兵庫県明石市にある城跡です。1619年(元和5年)、大坂の陣の戦功で信濃松本から十万石を得て移った小笠原忠真が、二代将軍徳川秀忠の命により築きました。縄張には舅にあたる姫路城主・本多忠政が助力しています。天守は建てられず、本丸四隅に置かれた三重櫓のうち巽櫓と坤櫓が現存し、ともに国の重要文化財に指定されています。日本百名城の第58番で、別名を喜春城、錦江城といいます。

【歴史】

明石城は1619年(元和5年)、二代将軍徳川秀忠の命を受けた小笠原忠真が、兵庫県明石市に築いた城です。大坂の陣の戦功により十万石を与えられて信濃松本から移った忠真は、西国大名の動きを抑える要として新たな城を必要としました。縄張には舅にあたる姫路城主の本多忠政が助力したと伝わり、幕府から銀千貫の援助を受け、廃城となった三木城や船上城の資材も活用して短い期間で完成させました。

【特徴】

明石城の特徴は、天守を持たない代わりに本丸の四隅へ三重櫓を配した構えにあります。現存するのは巽櫓と坤櫓の二基で、いずれも国の重要文化財に指定されています。全国に十二基しか残らない三重櫓のうち二基が同じ城に並び立つのは明石城だけで、本丸南面の石垣は東西およそ380メートル、高さ約20メートルにわたって続き、天守がなくとも堂々とした風格を保っています。海と山道を見張る立地も大きな強みでした。

【見どころ】

見どころは、白壁の二基の櫓が長い石垣の上に並び立つ姿を正面から望める、公園の芝生広場です。桜の季節には堀端が花に彩られ、日本さくら名所百選にも選ばれた景色が広がります。城跡を含む一帯は県立明石公園として整備され、剛ノ池でのボート遊びや運動施設もそろい、市民の憩いの場としてにぎわっています。駅の改札を出てすぐ櫓を仰げる、全国でも屈指のアクセスのよい城跡です。

【トリビア】

明石城の巽櫓と坤櫓は春と秋を中心に内部公開が行われ、普段は見られない木組みの構造を間近に確かめられます。石垣の角部分にはノミで稜線を鋭く整える江戸切という技法が多く用いられ、築城時期の新しさを物語っています。別名を喜春城、錦江城といい、明石海峡を見下ろす高台からは天気のよい日には淡路島まで見渡せます。城跡は日本百名城の第58番に選ばれ、堀の内側は無料で散策できます。

📅 最終更新: 2026/9/19
明石城
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です