日本六古窯

日本六古窯は、中世から現在まで途切れることなく焼き物づくりが続く六つの産地を指す言葉で、古陶磁研究家の小山冨士夫が昭和二十年代に提唱したとされます。愛知県の瀬戸と常滑、福井県の越前、滋賀県の信楽、兵庫県の丹波立杭、岡山県の備前が名を連ね、二〇一七年には「きっと恋する六古窯」として日本遺産に認定されました。土と炎の個性がそのまま器に表れる、日本生まれの焼き物の原点です。

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越前焼
🎭 文化🥢 名産
📍 福井県 越前町

越前焼

(えちぜんやき)

越前焼は福井県越前町にある丘陵で平安時代の末期に始まったとされる、北陸で最大の焼き物の産地です。釉薬を使わずに高温で長く焼き締める素朴な作りで、薪の灰が溶けて流れ落ちた黄緑色の自然釉が器の肌を彩ります。中世には壺や甕が日本海の船で各地へ運ばれ、戦後は越前陶芸村の整備とともに再び多くの作り手が集まってきました。

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瀬戸焼
🎭 文化🥢 名産
📍 愛知県 瀬戸市

瀬戸焼

(せとやき)

愛知県瀬戸市とその周辺で生産される、日本六古窯の一つに数えられる焼き物です。平安時代から千年以上にわたって生産が続き、鎌倉時代には国内で唯一、釉薬をかけた陶器を本格的に焼いていました。木節粘土や蛙目粘土という良質な陶土に恵まれ、陶器全般を指す「せともの」という言葉の語源となるほど、日本の陶磁器の代名詞として親しまれてきました。

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常滑焼
🎭 文化🥢 名産
📍 愛知県 常滑市

常滑焼

(とこなめやき)

常滑焼は愛知県常滑市にある知多半島の丘陵で平安時代末期から続く焼き物で、六古窯のなかでも群を抜く生産規模を誇ってきました。鉄分の多い土を焼き締めた朱色の肌が持ち味で、中世は大甕、近代は土管、そして現在は朱泥の急須が代表格となっています。窯元と煙突が並ぶやきもの散歩道は、産地の空気をそのまま歩いて味わえる場所です。

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信楽焼
🎭 文化🥢 名産
📍 滋賀県 甲賀市

信楽焼

(しがらきやき)

信楽焼は滋賀県甲賀市にある信楽で鎌倉時代から続く焼き物で、長石の粒が白く浮かぶ土の肌と、炎が生み出す緋色やビードロ釉の景色が持ち味です。中世には壺や甕を京の都へ送り、桃山時代には茶人に愛される茶陶を数多く生みました。近代以降は火鉢やタイル、そして店先に並ぶたぬきの置物まで、幅広い焼き物を手がけています。

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丹波立杭焼
🎭 文化🥢 名産
📍 兵庫県 丹波篠山市

丹波立杭焼

(たんばたちくいやき)

丹波立杭焼は兵庫県丹波篠山市にある立杭の集落を中心に、平安時代の末期から続くとされる焼き物です。赤みのある土に松の薪の灰が溶けてかかり、若草色を帯びた穏やかな自然釉の景色が生まれます。慶長年間に導入された登窯と、全国的にも珍しい左回りの蹴りろくろが今も受け継がれ、谷あいに数多くの窯元が集まっています。

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備前焼
🎭 文化🥢 名産
📍 岡山県 備前市

備前焼

(びぜんやき)

備前焼は岡山県備前市にある伊部を中心に、平安時代の末期から千年近くにわたって続いてきた焼き物です。釉薬も絵付けも使わず、鉄分の多い土を長い時間をかけて焼き締めるため、胡麻や緋襷、桟切といった窯変の景色が一つひとつ異なります。桃山時代には茶人に愛され、今も煉瓦の煙突が立つ町並みに窯元が軒を連ねています。

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📍 所在地マップ