飛鳥五大寺

飛鳥五大寺は、持統天皇の時代に朝廷の保護を受けた五つの寺、大官大寺・飛鳥寺・川原寺・豊浦寺・坂田寺の総称です。いずれも奈良県明日香村に営まれ、仏教が日本に根づいていく最初期を支えました。現在は伽藍の多くが失われ、史跡として跡をたどる寺が大半ですが、飛鳥寺の飛鳥大仏や川原寺跡の礎石など、当時の技術と信仰を伝えるものが今も残っています。

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大官大寺
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 奈良県 明日香村

大官大寺

(だいかんだいじ)

大官大寺は、飛鳥四大寺の筆頭に数えられた飛鳥時代の官寺です。舒明天皇が建てた百済大寺から天武朝の高市大寺を経て大官大寺となり、平城京へ移ってからは大安寺として受け継がれました。奈良県明日香村にある大官大寺跡は国の史跡で、九重塔と巨大な金堂を備えながら、造営の途中で焼失したことが発掘調査によって明らかになっています。

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飛鳥寺(法興寺)
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 奈良県 明日香村

飛鳥寺(法興寺)

(あすかでら)

蘇我馬子が588年に造営を始め、596年に一応の完成をみた日本最初の本格的な伽藍を備えた寺院です。百済から招いた技術者の手で、塔を中心に三つの金堂を配する伽藍が築かれ、飛鳥の政治と文化の中心となりました。本尊の釈迦如来坐像は「飛鳥大仏」と呼ばれ、日本最古級の金銅仏として今も創建当初と同じ位置に座り続けています。

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川原寺(弘福寺)
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 奈良県 明日香村

川原寺(弘福寺)

(かわらでら)

天智天皇が母である斉明天皇の冥福を祈って建立したと伝わる古代寺院で、飛鳥寺・薬師寺・大官大寺と並ぶ飛鳥の四大寺に数えられました。中門の東に塔、西に西金堂を置く独特の伽藍配置は「川原寺式」と呼ばれます。『日本書紀』には673年にこの寺で初めて一切経が書写されたと記され、学問と文化の拠点でもありました。

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豊浦寺(向原寺)
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 奈良県 明日香村

豊浦寺(向原寺)

(とゆらでら)

蘇我稲目が向原の自邸を仏殿としたのが始まりと伝わり、推古天皇が即位した豊浦宮の跡地に蘇我馬子が603年に建てたとされる、日本最初の尼寺です。日本で最初に出家した善信尼らが学んだ場と伝えられ、出土する瓦は飛鳥寺のものと共通します。現在の向原寺の境内では、地下に保存された豊浦宮の遺構を見学することができます。

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坂田寺
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 奈良県 明日香村

坂田寺

(さかたでら)

仏師として飛鳥彫刻を主導した鞍作氏の氏寺で、『日本書紀』には606年に鞍作止利が推古天皇から賜った田を用いて建てたと記されています。渡来系氏族が開いた最古級の寺院と考えられ、持統天皇の時代には飛鳥五大寺の一つに数えられました。現在は建物が残らず、国の史跡「坂田寺跡」として田園のなかに跡をとどめています。

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📍 所在地マップ