灘五郷

灘五郷は兵庫県の西宮市から神戸市の沿岸に連なる今津郷・西宮郷・魚崎郷・御影郷・西郷という五つの酒造地帯の総称です。江戸時代には樽廻船で江戸へ送る「下り酒」で評判を高め、天保年間に櫻正宗の山邑太左衛門が見いだした宮水、六甲山系の急流を使う水車精米、六甲颪の寒気、丹波杜氏の技が重なって日本一の酒どころになりました。今も国内の清酒生産量の約四分の一を占めるとされます。

地域◯大>灘五郷
今津郷
🍶 お酒🥢 名産
📍 兵庫県 西宮市

今津郷

(いまづごう)

今津郷は灘五郷のいちばん東に位置し、兵庫県西宮市にある今津の一帯を指します。正徳元年(1711年)創業の大関を筆頭に、今津港から樽廻船で江戸へ酒を送り出した江戸積みの拠点で、灘目三郷の一つとして早くから名を知られました。蔵の数は五郷で最も少ないものの、木造の今津灯台が往時の港のにぎわいを今に伝えています。

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西宮郷
🍶 お酒🥢 名産
📍 兵庫県 西宮市

西宮郷

(にしのみやごう)

西宮郷は兵庫県西宮市にある浜脇・用海の一帯に広がる郷で、灘の酒を支える宮水が湧く土地として知られます。寛文2年(1662年)創業の辰馬本家酒造や日本盛、白鷹などが軒を連ね、蔵が並ぶ道は酒蔵通りと呼ばれています。明治19年(1886年)に摂津灘酒造組合ができた際、酒造業の衰えた下灘郷に代わって灘五郷に加わった郷でもあり、五郷の枠組みを今の形に定めた土地といえます。

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魚崎郷
🍶 お酒🥢 名産
📍 兵庫県 神戸市東灘区

魚崎郷

(うおざきごう)

魚崎郷は兵庫県神戸市東灘区にある魚崎・本庄の一帯を占める郷で、灘五郷のほぼ中央に当たります。文政11年(1828年)に上灘郷が三つに分かれたときの東組がもとになり、寛永2年(1625年)に始まる櫻正宗が本拠を置きます。宮水の発見につながった蔵がある土地で、見学できる酒蔵や記念館が浜沿いに点在し、灘の酒を訪ね歩く拠点になっています。

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御影郷
🍶 お酒🥢 名産
📍 兵庫県 神戸市東灘区

御影郷

(みかげごう)

御影郷は兵庫県神戸市東灘区にある御影・住吉の一帯を占め、灘五郷のなかでも大手の蔵が集まる郷です。万治2年(1659年)創業の菊正宗酒造、寛保3年(1743年)創業の白鶴酒造、剣菱酒造などが本拠を置き、灘五郷酒造組合の事務所も御影本町にあります。阪神・淡路大震災を経て再建された酒造資料館が複数あり、灘の酒造りの歩みをたどることができます。

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西郷
🍶 お酒🥢 名産
📍 兵庫県 神戸市灘区

西郷

(にしごう)

西郷は兵庫県神戸市灘区にある新在家・大石の一帯を占め、灘五郷でいちばん西に位置する郷です。享保2年(1717年)に米屋から酒造りを始めた沢の鶴が本拠を置き、江戸末期の酒蔵を公開する沢の鶴資料館があります。蔵の数は五郷のなかで最も少ないものの、江戸時代の上灘西組から続く酒造地の系譜を今に伝えており、六甲山地が海へ迫る地形も特徴です。

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📍 所在地マップ