三方五湖は、福井県の若狭湾に面した低地に並ぶ三方湖・水月湖・菅湖・久々子湖・日向湖の五つの湖です。いちばん奥の三方湖は淡水、海に直結する日向湖は海水、その間の三つは汽水と、塩分濃度が一つずつ違うため水の色も微妙に変わり、古くから「五色の湖」と呼ばれてきました。水月湖の年縞は年代測定の世界標準になり、五湖は二〇〇五年にラムサール条約の登録湿地になっています。
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A.五つの湖の塩分濃度が一つずつ違い、水の色も微妙に変わるためです。いちばん奥の三方湖は淡水、海に直結する日向湖は海水、その間の水月湖・菅湖・久々子湖は汽水です。五湖は二〇〇五年にラムサール条約の登録湿地になっています。
A.最も深いのは日向湖で、いちばん広いのは水月湖です。日向湖の最大水深は三十八・五メートル、水月湖の面積は約四・二平方キロメートルです。反対に最も浅いのは最大水深二・五メートルの久々子湖、最も小さいのは面積約〇・九一平方キロメートルの菅湖です。
A.水月湖の湖底に一年ごとに一枚ずつ積もった縞模様のことです。深い底には酸素がなく生き物が湖底をかき混ぜないため、七万年分の縞が乱されずに残りました。この年縞は放射性炭素年代測定の世界標準に採用され、そばの福井県年縞博物館で展示されています。
A.湖ごとの水の違いを生かした漁が営まれています。三方湖では竹筒でウナギを取る筒漁や冬のたたき網漁、久々子湖ではヤマトシジミ漁、日向湖ではフグやハマチの養殖が行われます。二〇一九年には「三方五湖の汽水湖沼群漁業システム」が日本農業遺産に認定されました。
A.五つの湖はいずれも福井県にあり、三方湖・水月湖・菅湖は若狭町、久々子湖と日向湖は美浜町です。直線距離では水月湖と菅湖が約1km、三方湖と水月湖が約2km、三方湖と久々子湖が約5kmと、どの湖どうしも近くにあります。