関東三大天神は、学問の神として知られる菅原道真を祀る関東の天神のうち、とくに名高い湯島天満宮・亀戸天神社・谷保天満宮の三社をまとめた呼び名です。関東三天神とも呼ばれ、公式に定められた組み合わせではありませんが、この三社を挙げる紹介が最も一般的です。三社とも東京都にあり、湯島と谷保は梅、亀戸は藤の名所としても親しまれ、受験の季節には合格を願う参拝者でにぎわいます。
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A.三社とも菅原道真を祀っていますが、祀られるようになった経緯はそれぞれ異なります。湯島天満宮は天之手力雄命を祀ったのが始まりとされ、1355年に土地の人々の願いで道真が勧請されました。亀戸天神社は太宰府天満宮の神職だった大鳥居信祐が天神像を祀ったのが起こりとされ、谷保天満宮は道真の三男の道武が父の像を刻み祀ったのが始まりとされます。
A.社伝では谷保天満宮が最も早く、903年に道真の三男の道武が父の訃報を聞いて像を刻み祀ったのが始まりとされます。東日本で最も古い天満宮とも伝えられます。湯島天満宮で道真が勧請されたのは1355年、亀戸天神社で天神像が祀られたのは江戸時代の初めとされます。
A.湯島天満宮と谷保天満宮は梅、亀戸天神社は藤の名所として知られます。湯島天満宮と谷保天満宮では例年2月から3月上旬にかけて梅まつりが開かれます。亀戸天神社の藤は例年4月下旬に見ごろを迎えて藤まつりが開かれ、例年2月から3月にかけては梅まつりも催されます。
A.三社はすべて東京都にあります。直線距離で、文京区の湯島天満宮と江東区の亀戸天神社は約5km、湯島天満宮と国立市の谷保天満宮は約30km、亀戸天神社と谷保天満宮も約30km離れています。湯島と亀戸が比較的近く、谷保天満宮だけが離れた位置にあります。
A.亀戸天神社が太宰府天満宮にならって造られたためです。1662年に四代将軍徳川家綱から社地が寄進され、太宰府にならった社殿が造営されて、東の宰府とも呼ばれるようになりました。心字池や太鼓橋、回廊の配置も太宰府天満宮の姿を写したもので、例年1月24日と25日のうそ替え神事も太宰府天満宮から伝わった行事です。