湯原温泉

(ゆばらおんせん)
📍 岡山県 真庭市♨️ 温泉⛰️ 名所

【概要】

湯原温泉は、岡山県真庭市にある旭川沿いの温泉地で、美作三湯のひとつに数えられます。湯原ダムのすぐ下流の河原には、川底から砂を噴きながら湯が湧く天然の露天風呂「砂湯」がひらかれ、地元の人々の手入れによって無料で開放されてきました。野口冬人による露天風呂番付では西の横綱に挙げられ、アルカリ性単純温泉のやわらかな湯が親しまれています。

【歴史】

湯原温泉の開湯は十世紀とされ、書写山を開いた性空上人がこの地で湯を見つけたと伝えられます。のちに薬湯として広く知られるようになり、豊臣秀吉の時代にも湯治の地として名が挙がりました。1956年6月15日には国民保養温泉地に指定され、旭川をせき止めた湯原ダムが完成したのちも、その直下で豊かな湯が湧き続けています。

【特徴】

湯原温泉の泉質はアルカリ性単純温泉で、無色透明のやわらかな湯が特徴です。温泉街の象徴である砂湯は、旭川の河原に美人の湯・子宝の湯・長寿の湯と名づけられた三つの湯船が並ぶ露天風呂で、目の前には高さ七十三メートルあまりの湯原ダムの堤体がそびえます。清掃などで入れない時間帯もあるため、現地の案内に従って湯に入ります。

【見どころ】

湯原温泉は、下湯原温泉・足温泉・真賀温泉・郷緑温泉とあわせて湯原温泉郷と呼ばれ、湯づかいの異なる共同浴場や小さな宿が谷に沿って点在します。温泉街の川沿いを歩けば足湯や土産物の店が続き、山あいの静かな眺めが広がります。上流に目を向けると湯原ダムの堤が立ちはだかり、湖畔の道からはダム湖の水面を望むことができます。

【トリビア】

湯原では国の特別天然記念物であるオオサンショウウオを「はんざき」と呼び、体が半分に裂けても生きるという言い伝えが名の由来とされます。温泉街には保護施設のはんざきセンターがあり、水槽で育つ大小のはんざきを間近に見ることができます。毎年八月八日には山車が町を練り歩くはんざき祭りが開かれ、湯の街がひときわ賑わいます。

📅 最終更新: 2026/9/13
湯原温泉
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です