津和野城

(つわのじょう)
📍 中国島根県 津和野町🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

津和野城は、島根県津和野町の標高約367メートルの霊亀山に築かれた山城です。永仁3年(1295年)に吉見頼行が築城を始めたのが起源とされ、関ヶ原の戦いの後に坂崎直盛が総石垣の近世城郭へ改修し、のちに亀井氏11代が明治まで続きました。建物は明治初年に取り壊されましたが、尾根に続く石垣が残り、麓には物見櫓と馬場先櫓が現存しています。

【歴史】

津和野城は永仁3年(1295年)、鎌倉幕府から地頭に任じられた吉見頼行が能登から入部し、築城を始めたのが起源とされています。当初は一本松城、のちに三本松城と呼ばれ、吉見氏が14代にわたって在城しました。関ヶ原の戦いの後は東軍に属した坂崎直盛が3万石で入り、石垣を多用した近世城郭へと大改修します。元和3年に亀井政矩が入封してからは亀井氏11代が明治まで続きました。

【特徴】

島根県津和野町にある標高約367メートルの霊亀山に築かれた山城で、南北に長い尾根の上に曲輪が階段状に連なっています。中世の山城として整えられた縄張りに、坂崎直盛が総石垣という近世城郭の技法を重ねており、中世と近世の築城思想が融合した姿を一度に見ることができます。三十間台と呼ばれる最高所が本丸にあたり、北側の尾根には出城として出丸も設けられました。

【見どころ】

山上の三十間台からは、赤瓦の家並みが続く城下町と津和野川の谷が一望でき、山陰の小京都と呼ばれる町並みを見下ろす絶景が広がります。秋から冬にかけての早朝には霧が谷を埋め、雲海に浮かぶ天空の城の姿が現れることでも知られています。麓から観光リフトが運行しており、降り場から徒歩15分ほどで本丸跡に着けるうえ、苔むした石垣が尾根に続く眺めも見逃せません。

【トリビア】

城主を務めた坂崎直盛は、大坂夏の陣で燃え盛る城から千姫を救い出したと伝えられる武将で、のちに千姫をめぐる騒動により改易となった人物として知られます。城の建物は明治初年に取り壊されましたが、麓には物見櫓と馬場先櫓が現存し、往時の面影を伝えています。城下町には森鷗外や西周の旧宅も残り、城跡めぐりとあわせて歩く人が多く、山城と町並みを結ぶ散策が定番となっています。

📅 最終更新: 2026/9/25
津和野城
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です