鳶山崩れ

(とんびやまくずれ)
📍 富山県 立山町⛰️ 名所🌿 自然

【概要】

富山県中新川郡立山町、北アルプス立山連峰にある鳶山(とんびやま)の大崩壊跡。1858年(安政5年)の飛越地震により山体の一部が大崩壊を起こし、立山カルデラ内に大量の土砂が流入した。この崩壊による土石流は下流に甚大な被害をもたらし、現在も砂防工事が続けられている驚異的な崩壊地である。別名「大鳶崩れ」。

【消えた山頂】

富山県、北アルプスの立山連峰・鳶山(とんびやま)で1858年(安政5年)に発生した大崩壊です。「鳶山崩れ(大鳶崩れ)」と呼ばれます。飛越地震によって山の一部が大きく崩れ落ち、大量の土砂が常願寺川を埋め尽くしました。このとき、鳶山の山頂部分がごっそりと消滅したと言われています。この崩壊によって「ザラ峠」などの地形も大きく変わり、立山連峰の景観を一変させた歴史的な大災害です。

【立山カルデラ】

この崩壊によって形成された独特のすり鉢状の地形は「立山カルデラ」と呼ばれています(火山性のカルデラではなく、侵食による谷)。荒涼とした風景は草木も生えない「地獄谷」とも形容され、自然の破壊力の凄まじさを今に伝えています。温泉成分の影響もあり、独特の色彩を放っています。一般の立ち入りは厳しく制限されており、通常は特別な許可がないと入ることができない、まさに秘境中の秘境です。

【砂防の聖地】

崩壊による土砂災害を防ぐため、明治時代から富山県と国による国家的な砂防事業が続けられています。オーストリアの技師ヨハネス・デ・レーケも指導に訪れ、彼の指導に基づいた砂防堰堤などが今も残っています。「立山カルデラ砂防博物館」では、この長く壮大な砂防の歴史と、自然との共生の知恵を学ぶことができます。トロッコ列車を使った砂防見学会も行われており、高い倍率となるほどの人気を博しています。

📅 最終更新: 2026/1/27
鳶山崩れ
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です

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