土肥金山

(といきんざん)
📍 中部静岡県 伊豆市🏯 歴史

【概要】

静岡県伊豆市に位置する金銀山で、室町時代から採掘が始まり、江戸時代の慶長年間には大久保長安のもとで佐渡金山と並ぶ幕府の二大金山の一つとして栄えました。1965年の閉山までに約40トンの金を産出しています。現在は砂金採り体験などができる観光施設として整備され、かつて世界最大としてギネス世界記録に認定された250キログラムの金塊は2025年7月末で展示を終え、今はレプリカが置かれています。

【歴史】

本格的な開発は室町時代に始まるとされていますが、その黄金期は1600年代、徳川家康の時代にありました。幕府の直轄として伊豆金山奉行・大久保長安のもとで最新技術が導入され、佐渡金山とともに幕府を支える二大金山の一つとなりました。1965年に採算悪化により閉山するまで、約40トンの金と400トンの銀を産出しました。

【特徴】

他の遺産的な金山遺跡とは毛色が異なり、坑道の見学だけでなく「砂金採り体験」や純金ソフトクリームの販売など、よりエンターテイメント性の高い完全な観光施設へとシフトしているのが大きな特徴です。パワースポットとしての側面も強く押し出されており、坑道内には金運開運を祈願できる「山神社」も祀られています。観光坑道と黄金館は受付から30分ほどで一巡りでき、家族連れでも気軽に楽しめます。

【見どころ】

長らく目玉だった「黄金館」の重さ250キログラムの純金塊は、かつて世界最大としてギネス世界記録に認定され、穴から直接触れることでも人気でしたが、金価格の高騰と管理費の増加を受けて2025年7月末で展示を終え、今はレプリカが置かれています。2026年には約850本の黄金竹の竹林や金鉱石の枯山水を配した「開運 黄金ノ庭」が加わり、新たな見どころとなっています。

【トリビア】

土肥金山が位置する伊豆の地盤は、かつて南洋にあった海底火山がプレート運動によって本州に衝突してできたもので、その地殻変動の熱水鉱床によって金銀を含む良質な鉱脈が形成されたというダイナミックな地質学的背景を持っています。そのため、土肥には金脈と並んで質の高い温泉が湧き、現在も土肥温泉として親しまれています。

📅 最終更新: 2026/9/25
土肥金山
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です