かつて「黄金の国ジパング」と呼ばれた日本において、莫大な富を生み出し歴史を大きく動かしてきた巨大な金山群です。徳川幕府の財政を支えた「佐渡金山」(新潟県)、「東洋のクロンダイク」と呼ばれた「鴻之舞金山」(北海道)、そしてかつて世界最大の金塊を展示していたことで知られる「土肥金山」(静岡県)などが代表的な「日本三大金山」として挙げられます。これらの場所は現在、日本の近代化と繁栄の歴史を今に伝える貴重な産業遺産や観光スポットとして、多くの人々を魅了しています。
A.開発が最も早いのは土肥金山で、本格的な開発は室町時代に始まるとされています。佐渡金山は1601年に3人の山師によって開山され、鴻之舞金山は1915年に鉱床が見つかりました。
A.三つとも現在は閉山しています。土肥金山は1965年に採算悪化により、鴻之舞金山は1973年に、佐渡金山は1989年に鉱量枯渇のため閉山しました。佐渡金山は約388年という長きにわたり操業を続けました。
A.どちらも江戸幕府の直轄として幕府の財政を支えました。佐渡金山は徳川家康の直轄領となって江戸時代の小判の主要な材料となり、土肥金山は伊豆金山奉行・大久保長安のもとで最新技術が導入され、佐渡金山とともに幕府を支える二大金山の一つとなりました。
A.一気に栄えて閉山とともに自然へ還っていった北海道紋別市の金山です。1915年に鉱床が見つかるとゴールドラッシュに沸き、最盛期の1942年ごろには人口1万4000人を超える鉱山都市が山中に出現しました。現在は上藻別駅逓所が鴻之舞金山資料館として公開されています。
A.新潟県・北海道・静岡県に分かれているため、一度に巡るなら長距離の移動になります。直線距離で佐渡金山と土肥金山は約350km、佐渡金山と鴻之舞金山は約800km、鴻之舞金山と土肥金山は約1100km離れています。