竹田城

(たけだじょう)
📍 近畿兵庫県 朝来市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

竹田城は、兵庫県朝来市の標高約353メートルの古城山山頂に築かれた山城で、虎臥城の別名を持ちます。1443年ごろに山名宗全が家臣の太田垣氏に命じて築かせたと伝わり、1585年に城主となった赤松広秀が総石垣の城へ改修しました。建物は廃城で失われましたが、野面積みの石垣がほぼ手つかずで残り、霧の朝に石垣が雲海に浮かぶ姿から天空の城と呼ばれています。

【歴史】

竹田城は、但馬の守護大名であった山名宗全が1443年(嘉吉3年)ごろ、家臣の太田垣氏に命じて築かせたと伝わる山城です。兵庫県朝来市にある古城山の山頂を占め、播磨と但馬を結ぶ街道の要衝を押さえていました。1585年(天正13年)に赤松広秀が城主となり、いま残る総石垣の城へと大きく改修されましたが、広秀は関ヶ原の戦いの後に責めを負って自刃し、城もまもなく廃されて建物を失いました。

【特徴】

竹田城の特徴は、標高約353メートルの山頂に、築城当時の石垣がほぼ手つかずのまま残されている点にあります。天守台を中心に南北およそ400メートルにわたって曲輪が連なり、空から見た姿が虎の伏せた形に似ることから虎臥城の別名を持ちます。石積みは近江の穴太衆と同じ技法による野面積みで、地形に沿って折れを多用した織豊期の作風が色濃く残り、山城の石垣遺構としては全国有数の規模を誇ります。

【見どころ】

最大の見どころは、秋から初冬の早朝に円山川から立ちのぼる霧が谷を埋め、石垣だけが雲海に浮かんで見える幻想的な光景です。天空の城と呼ばれるこの眺めは、谷を挟んだ立雲峡から望むのが定番となっています。城跡を歩けば、本丸から南千畳、北千畳へと続く石垣の連なりと、眼下に開ける城下町の家並みを心ゆくまで楽しめます。竹田城を訪れるなら早朝の時間帯を狙いたいところです。

【トリビア】

竹田城跡は1943年に国の史跡に指定され、日本百名城の第56番にも数えられています。近年は日本のマチュピチュとも呼ばれて人気を集めましたが、来訪者の増加で石垣の傷みが進んだため、現在は決められた観覧路をたどる有料見学となり、冬季は閉山される期間もあります。雲海が出るかどうかは天候次第で、よく冷え込んで放射冷却の強い晴れの朝が狙い目とされ、9月から12月ごろが発生しやすい時期にあたります。

📅 最終更新: 2026/9/25
竹田城
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です