住吉大社の石舞台

(すみよしたいしゃのいしぶたい)
📍 近畿大阪府 大阪市⛩️ 寺社⛰️ 名所

【概要】

住吉大社の石舞台は、大阪府大阪市住吉区の住吉大社の境内で、池に架けた石造りの橋の上に設けられた一辺約6メートルの舞台です。慶長12年(1607年)に豊臣秀頼が寄進したもので、そばに建つ南門や東西の楽所とともに国の重要文化財に指定されています。毎年5月の初卯日に行われる卯之葉神事では、この舞台で舞楽が奉納されます。

【歴史】

住吉大社は住吉三神と神功皇后を祀る摂津国一宮で、全国に約二千三百社ある住吉神社の総本社です。石舞台は、豊臣秀頼が慶長12年(1607年)に命じた社殿の造営にあわせて奉納したもので、同じときに建てられた南門や東西の楽所とともに今に残っています。石舞台は1974年(昭和49年)に国の重要文化財に指定され、四百年以上にわたり舞楽の場として使われてきました。

【特徴】

住吉大社の石舞台は、池に架けられたほぼ方形の石造りの桁橋の上に築かれた舞台で、一辺は約6メートル、正面には階段が付いています。舞楽を演じるときには、上面に木製の高欄を立てて舞台を整えます。そばに建つ南門の左右には東西の楽所が連なっており、門と楽所と舞台が一組でそろって残る舞楽の施設として、慶長の造営を伝える貴重な遺構と評価されています。

【見どころ】

石舞台がもっとも華やぐのは、毎年5月の初卯日に行われる卯之葉神事です。住吉大社が辛卯の年の卯月の卯の日に鎮座したと伝わることにちなむ創立記念の祭典で、卯の葉を使った玉串を捧げたあと、石舞台で舞楽が奉納されます。同じころには境内の卯の花苑も見ごろを迎えます。なお、中秋の名月に行われる観月祭では、舞楽は石舞台ではなく朱色の反橋の上で奉納されます。

【トリビア】

住吉大社の石舞台は、四天王寺の石舞台、厳島神社の高舞台とともに「日本三舞台」に数えられています。大阪の二つが石造りなのに対し、宮島の高舞台は朱塗りの板張りで国宝に指定されている点が異なります。四天王寺の舞台は元和9年(1623年)に木造で設けられ、文化5年(1808年)に石造へ改められたと伝わるため、石の舞台としては慶長の造営を伝える住吉のほうが古いことになります。

📅 最終更新: 2026/9/26
住吉大社の石舞台
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です