【概要】
宮城県仙台市で開催される日本一の七夕祭り。豪華絢爛な笹飾りがアーケード街を埋め尽くす。伊達政宗公の時代から続く伝統行事。
【歴史】
仙台七夕の歴史は古く、仙台藩祖・伊達政宗公が婦女の文化向上のために奨励したのが始まりとされています。江戸時代を通じて盛んに行われてきましたが、明治維新や戦争の影響で一時衰退しました。しかし、昭和2年の不景気の際に、商店街の有志が復興を願って華やかな飾り付けを行ったところ大盛況となり、現在の日本一の規模を誇る七夕祭りおよび観光イベントとしての地位を確立しました。
【特徴】
何と言っても、各商店街が趣向を凝らして制作する豪華絢爛な「笹飾り」が最大の特徴です。長さ10メートル以上の巨大な竹に、和紙で作られた吹き流しや折り鶴、巾着などが飾り付けられ、アーケード街を埋め尽くします。特に「七つ飾り」と呼ばれる7種類の飾り(短冊、紙衣、折鶴、巾着、投網、屑篭、吹流し)にはそれぞれ無病息災や商売繁盛などの願いが込められており、これらを探して歩くのも楽しみの一つです。
【見どころ】
メインストリートである中央通りや一番町のアーケード街は、見渡す限りの極彩色の和紙のトンネルとなり、風に揺れる吹き流しの音とともに幻想的な空間を作り出します。和紙の持つ温かみと、繊細な細工の美しさは、昼間に見ても夜に見てもそれぞれ違った表情を見せます。また、前夜祭として開催される「仙台七夕花火祭」も東北最大級の規模を誇り、祭りの開幕を華々しく告げます。
【トリビア】
仙台七夕まつりの飾りは、期間中の8月6日から8日までの3日間、毎朝飾り付けられ、夜には片付けられるということをご存知でしょうか。これは、急な雨などで高価な和紙の飾りが傷むのを防ぐためですが、毎朝早朝から巨大な飾りを出し入れする商店街の人々の隠れた努力によって、あの美しい景観が保たれているのです。また、使用後の飾りは一部リサイクルされ、七夕和紙として卒業証書などに生まれ変わる取り組みも行われています。




