【概要】
リンドウ科の二年草。「千回振り出しても苦い」ことから名付けられたほど強い苦味を持つ。健胃薬として胃弱や食欲不振に用いられるほか、育毛剤の成分としても知られる。長野県(佐久・上伊那など)や高知県で栽培が盛んに行われている。
【千回振出しても苦い】
リンドウ科の二年草で、日当たりの良い山野に自生します。名前の由来は「千回振り出し(煎じ)てもまだ苦い」ことから「千振(センブリ)」と名付けられました。その名の通り、強烈な苦味が特徴で、最も苦い生薬の一つとして知られています。この苦味成分が胃の粘膜を刺激し、胃腸の働きを活発にすることから、健胃薬、腹痛薬として古くから使われています。
【当薬(とうやく)】
生薬名は「当薬(とうやく)」と言い、「当(まさ)に薬である」という意味が込められています。花が咲いている時期に全草を採取し、乾燥させたものを煎じて飲みますが、あまりに苦いため、バラエティ番組での罰ゲームのお茶としても有名になってしまいました。しかし、その薬効は本物で、消化不良、食欲不振、飲み過ぎなどに優れた効果を発揮します。
【育毛剤としても】
実は、センブリの抽出エキスは、胃薬としてだけでなく、血行促進作用があるとして、育毛剤や化粧品にも配合されています。皮膚の毛細血管の血行を良くし、細胞を活性化させる効果が期待できるためです。秋に白い星形のかわいらしい花を咲かせますが、近年は乱獲や環境の変化により、自生地が減少し、絶滅危惧種に指定されている地域もあります。
📅 最終更新: 2026/1/4




