三本滝

(さんぼんだき)
📍 中部長野県 松本市🌿 自然

【概要】

三本滝は、長野県松本市の乗鞍高原最上部、標高約1800メートルの森に懸かる滝で、小大野川本流と黒い沢、無名沢の三つの流れがひとつの滝壺に落ち合うことから名付けられました。三本はそれぞれ落差約50〜60メートルで水源も岩質も異なり、冬はすべてが凍って青白い氷瀑になります。1981年に長野県の名勝となり、番所大滝、善五郎の滝とともに乗鞍三滝と呼ばれます。

【歴史】

三本滝は、長野県松本市の乗鞍高原最上部、標高約1800メートルの森の中に懸かる滝で、小大野川本流と支流の黒い沢、無名沢の三つの流れがひとつの滝壺に落ち合うことから名付けられました。乗鞍岳の溶岩を水が削ってできた滝で、1981年(昭和56年)11月には長野県の名勝に指定され、1990年(平成2年)には日本の滝百選にも選ばれました。番所大滝、善五郎の滝とともに「乗鞍三滝」と呼ばれています。

【特徴】

三本の滝はそれぞれ落差約50〜60メートルで、水源も岩質も異なるのが最大の特徴です。中央は小大野川の本流が段をなして豪快に落ち、右は黒い沢の水が黒い溶岩の上を白く砕けながら滑り落ち、左は無名沢の細い流れが岩肌を伝います。いずれも乗鞍岳の溶岩が浸食されてできた滝で、滝壺の標高は約1840メートルと日本の滝百選の中でも高所にあります。冬には三本の滝がすべて凍りつき、青白い氷瀑となります。

【見どころ】

乗鞍エコーライン(県道84号)沿いの三本滝バス停または駐車場から、「かもしかの小径」と呼ばれる遊歩道を約25分歩くと滝前の広場に着きます。途中には沢を渡る橋があり、原生林の中を進む行程そのものも魅力です。滝を正面から見られる休憩所からは三本の流れの違いをじっくり比べられ、新緑の6月と、シラカバやダケカンバが黄葉する10月上旬から中旬がとくに美しい季節です。夏でも涼しいので上着があると安心です。

【トリビア】

三本滝から上の乗鞍エコーラインは通年マイカー規制が敷かれ、乗鞍岳山頂方面へはバスやタクシー、自転車でしか登れません。このため三本滝駐車場はマイカーで到達できる最終地点となり、ヒルクライムに挑む自転車愛好家の休憩所にもなっています。三本滝という名の滝は全国各地にありますが、水源の異なる三本の滝が一か所に集まる例は珍しく、季節や水量によって三本の表情の差がはっきり変わるのも面白いところです。

📅 最終更新: 2026/9/17
三本滝
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です