尾瀬ヶ原

(おぜがはら)
📍 群馬県 利根郡片品村🌿 自然⛰️ 名所🏮 絶景

【概要】

群馬県、福島県、新潟県にまたがる標高約1,400メートルに位置する本州最大の高層湿原です。至仏山と燧ヶ岳に囲まれた広大な盆地に、初夏のミズバショウや夏のニッコウキスゲが咲き誇り「夏の思い出」の舞台としても有名です。

【歴史】

約1万年前の氷河期以降に泥炭が少しずつ堆積して形成された、非常に歴史の古い高層湿原です。大正時代以降、水力発電用の巨大なダム建設や道路開発の計画が持ち上がりましたが、市民や研究者による日本初の本格的な自然保護運動が展開され開発から守り抜かれました。この運動は日本の自然保護活動の原点とも言われています。

【特徴】

標高1,400メートルという高地にありながら、東西約6キロ、南北約2キロにわたる本州最大の平坦な湿原が広がります。尾瀬を象徴するミズバショウなどの高山植物が季節ごとに一斉に咲き乱れる「花の湿原」として知られます。何十万年もの時間をかけて堆積した泥炭層の上に成り立っており、歩行による植生破壊を防ぐために総延長約60キロもの木道が整備されています。

【見どころ】

春の雪解けと共に咲き誇る可憐な白いミズバショウの群生や、夏の緑の湿原を黄色く染め上げるニッコウキスゲの大群落は、息をのむ美しさです。また、秋になると草紅葉(くさもみじ)が湿原全体を黄金色や赤銅色に染め上げ、背後にそびえる燧ヶ岳(ひうちがたけ)や至仏山(しぶつさん)とのコントラストが素晴らしい絶景を生み出します。

【トリビア】

名曲「夏の思い出」で「夏がくれば 思い出す はるかな尾瀬 遠い空」と歌われる尾瀬ですが、歌の中で「夏」の象徴として登場するミズバショウの花期は、実際には5月下旬から6月上旬の「初夏(または春)」です。これは作詞家の江間章子が、雪深い尾瀬の遅い春を待ちわびる思いを込めてあえて「夏」と表現したためと言われています。

📅 最終更新: 2026/2/20
尾瀬ヶ原
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です