【概要】
小浜ちゃんぽんは、長崎県雲仙市の小浜温泉で愛されるご当地ちゃんぽんです。長崎ちゃんぽんよりもあっさりとしたスープと、殻付きのエビや地元の魚介類を豊富に使うのが特徴です。仕上げに生卵をトッピングすることが多く、まろやかな味わいが楽しめます。
【歴史】
小浜ちゃんぽんは、大正時代に長崎から小浜温泉への湯治客や、船で往来する人々によって伝えられたとされています。古くから温泉街の食堂や居酒屋で提供され、地元の人々や観光客に親しまれてきました。現在では小浜温泉の名物として地域活性化の起爆剤となっており、「小浜ちゃんぽん愛好会」などが普及活動を行っています。
【特徴】
長崎ちゃんぽんと比較して、スープがあっさりとしているのが特徴です。豚骨や鶏ガラをベースに、特産のカタクチイワシなどの魚介だしを合わせる店も多く、最後の一滴まで飲み干せる優しい味です。具材には橘湾で獲れた新鮮な魚介類がふんだんに使われます。そして最大の特徴として、仕上げに生卵をトッピングするスタイルが一般的です。食べる途中で卵を崩すことで、スープがさらにまろやかになります。
【見どころ】
小浜温泉街には約1キロメートル四方に20店近くのちゃんぽん提供店があり、「小浜ちゃんぽんマップ」を片手に食べ歩きを楽しむことができます。お店ごとにスープの味や具材、麺の太さが異なるため、自分好みの味を見つけるのも楽しみの一つです。また、日本一長い足湯「ほっとふっと105」の近くでも食べることができ、足湯に浸かりながらちゃんぽんを食べるというユニークな体験も可能です。
【トリビア】
「ちゃんぽん番長」の愛称で知られる林田真明さんが平成19年(2007年)に手作りの「小浜ちゃんぽんマップ」をつくり、翌年には「小浜ちゃんぽん愛好会」が結成されて町おこしが本格化しました。ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」にも平成22年から出場し、その知名度を全国に広めました。コンビニエンスストアとコラボレーションしたカップ麺が発売されたこともあり、九州のご当地麺として確固たる地位を築いています。
