三峯神社

(みつみねじんじゃ)
📍 埼玉県 秩父市⛰️ 名所🏯 歴史

【概要】

三峯神社は、埼玉県秩父市にある標高およそ千百メートルの尾根に鎮座する古社で、日本武尊が東征の途中に伊弉諾尊と伊弉册尊を祀ったのが始まりと伝わります。境内では狛犬の代わりに狼の像が参拝者を迎え、大口真神をお犬さまとして敬う狼信仰の中心地として知られます。三つの明神鳥居を組み合わせた珍しい三ツ鳥居も名物です。

【歴史】

三峯神社は、景行天皇の時代に日本武尊が東征の途上で山に登り、伊弉諾尊と伊弉册尊を祀ったことに始まると伝えられます。天皇が社地を囲む三つの峰にちなんで三峯宮と名付けたという由緒も残ります。中世以降は修験の道場として栄え、のちに聖護院派天台修験の関東総本山と位置づけられて、関東各地の武将から篤い崇敬を受けました。

【特徴】

最大の特徴は狼信仰です。江戸時代の中頃から、秩父の山に棲む狼を猪や鹿の害から作物を守る神の使いとみなし、お犬さまと呼んで敬うようになりました。三峯神社の境内には狛犬の代わりに狼の像が並び、授与所では大口真神を描いたお札が受けられます。この信仰は北海道を除く東日本の広い範囲へと広まっていきました。狼はいまも眷属として大切に扱われています。

【見どころ】

参道の入口には、神仏習合の時代に仁王門だった随身門が立っています。拝殿の前には三つの明神鳥居を組み合わせた三ツ鳥居があり、奈良の大神神社と並ぶ珍しい形として知られます。奥宮は妙法ヶ岳の頂に鎮座し、片道一時間半ほどの登拝路が続きます。境内の興雲閣は宿坊を兼ねており、泊まった翌朝には眼下に広がる雲海と出会えることもあります。

【トリビア】

毎月一日だけ頒布されていた白い氣守は、二十六キロにも及ぶ渋滞を招いたため2018年6月から休止され、2026年の時点でも再開は告知されていません。通常の色の氣守はいまも日々受けられます。三峯神社の狼のお札は遠く離れた土地の家々にも貼られ、盗難や火難を防ぐ守りとして今日まで受け継がれ、いまも各地の家の戸口で見かけることができます。

📅 最終更新: 2026/9/12
三峯神社
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です