鞍馬の火祭(由岐神社)

(くらまのひまつり)
📍 京都府 京都市左京区🏮 🎭 文化

【概要】

鞍馬の火祭は、京都府京都市左京区にある由岐神社の例祭で、山あいの集落が炎に包まれる夜の祭りです。大小の松明を担いだ人々がサイレヤ、サイリョウの掛け声とともに鞍馬街道を練り歩き、山門前に火の海をつくります。例年は十月二十二日に営まれますが、日程や見物の条件が変わることもあるため、事前の確認が安心です。

【歴史】

鞍馬の火祭(由岐神社)は、940年に朱雀天皇の命で由岐明神が京の御所から鞍馬の地へ迎えられたことに始まると伝えられます。その夜、道すじには篝火がたかれ、行列は一キロにも及んだといいます。里の人々はこの出来事を末長く伝えようと松明を掲げる行事を始め、千年あまりを経た今も、由岐神社の例祭として受け継がれています。

【特徴】

日が暮れると家々の門口に篝火がともり、子どもが持つ小さな松明から、大人が数人がかりで担ぐ長大な松明まで、次々と鞍馬街道へ繰り出します。サイレヤ、サイリョウという掛け声が谷あいに響き、火の粉を散らしながら行列は山門前へ集まります。狭い街道が炎と人で埋め尽くされる光景は、奇祭と呼ばれるにふさわしい迫力です。

【見どころ】

山門前に松明が集まったあと、二基の神輿が石段を下ります。このとき綱を引くのは女性たちで、綱に触れると安産に恵まれるといわれます。担ぎ棒にふんどし姿の若者がぶら下がるチョッペンの儀は、鞍馬に伝わる成人の儀礼です。例年は十月二十二日の夜に営まれますが、鞍馬は道が狭く大変混み合うため、交通規制の案内を確かめて出かけてください。

【トリビア】

この祭りは1983年に京都市の登録無形民俗文化財となりました。例年と同じ十月二十二日には京都市街で時代祭も営まれるため、昼は行列、夜は炎とめぐる人も少なくありません。ただし舞台は山あいの小さな集落で、見物客の受け入れ方や日程が年によって変わることもあります。出かける前に、その年の案内を確かめておくと安心です。

📅 最終更新: 2026/9/12
鞍馬の火祭(由岐神社)
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です