久保田城

(くぼたじょう)
📍 東北秋田県 秋田市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

久保田城は秋田県秋田市の神明山に築かれた平山城です。関ヶ原の戦いの後に出羽へ国替えとなった佐竹義宣が1604年に完成させ、久保田藩佐竹氏の居城として明治維新まで続きました。石垣をほとんど用いず堀と土塁で守り、天守は建てられていません。城跡の千秋公園には1989年復元の御隅櫓、2001年再建の表門、江戸時代から残る御物頭御番所があります。

【歴史】

久保田城は、関ヶ原の戦いの後に常陸から出羽へ国替えとなった佐竹義宣が、1604年に完成させた城です。以後は久保田藩佐竹氏二十万石余の居城として明治維新まで続きました。1871年に久保田藩は秋田藩へ、城下の久保田町は秋田町へと改称され、地名としての久保田は消えましたが、城の名にはかつての呼び名が今も残されています。

【特徴】

久保田城は神明山と呼ばれる丘に築かれた平山城で、石垣をほとんど用いず、堀と土塁によって守りを固めた点が大きな特徴です。天守も建てられていません。国替えにともなう財政の窮迫や幕府への遠慮が理由と考えられており、豪壮な石垣を誇る近世城郭とは対照的に、土づくりの城の姿を幕末まで保ち続けた珍しい例といえます。

【見どころ】

城跡は千秋公園として整備され、1989年に復元された本丸新兵具隅櫓、通称御隅櫓が高みに建ち、最上部の展望室から街並みを見渡せます。2001年には本丸の表門が木造で再建されました。1880年の大火を免れた御物頭御番所は江戸時代からの現存建築で、番所の内部の造りをそのままに今へ伝えています。園内には佐竹氏ゆかりの品を収める佐竹史料館があり、城の成り立ちとあわせて学べます。

【トリビア】

久保田城は日本百名城の第九番です。千秋公園という名は、秋田の「秋」と長久を意味する「千秋」を重ねて名付けられたと伝わります。園内は桜とツツジの名所として知られ、初夏には堀の一面を蓮の花が覆います。佐竹氏は清和源氏の流れをくむ名門で、常陸時代から受け継がれた宝物の数々は市内の資料館などで公開されています。

📅 最終更新: 2026/9/25
久保田城
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です