北上展勝地の桜

(きたかみきしょうちのさくら)
📍 東北岩手県 北上市🌿 自然⛰️ 名所

【概要】

岩手県北上市を流れる北上川沿いの「市立公園展勝地」に広がる、約1万本の桜並木です。川沿い約2キロメートルにわたって続く樹齢100年を超えるソメイヨシノの壮大なトンネルは感動的な美しさを誇ります。

【歴史】

岩手県北上市を流れる北上川沿いの「北上市立公園展勝地」の桜は、大正9年(1920年)に当時の黒沢尻町長であった沢藤幸治らが民間団体「和賀展勝会」を立ち上げ、名所づくりに乗り出したことが発祥です。翌大正10年に開園し、三好学博士らの指導のもとで多様な桜が計画的に植えられ、その後の地域住民による愛護活動もあって、現在では東北エリアを代表する日本さくら名所100選の地となりました。

【特徴】

北上川の穏やかな大きな流れに沿って、珊瑚橋から2キロメートル以上にわたって続くソメイヨシノの直線的な桜並木のトンネルが最大の特徴です。公園全体では約150種類の多種多様な桜が合計約1万本も植栽されており、4月中旬の早咲きの品種から5月上旬の遅咲きの八重桜まで、ほぼ1ヶ月間にわたり絶え間なく美しい桜のリレーを楽しむことができます。

【見どころ】

桜並木のトンネルをのんびりと進むレトロな「観光馬車」に乗って、馬の手綱の音を聞きながら桜を見上げる体験は北上展勝地ならではの大人気アトラクションです。また、桜の満開時期には北上川の川面に300匹を超える色鮮やかな鯉のぼりが風に泳ぎ、さらには川を遊覧する観光遊覧船から川岸の壮大な桜の帯を見上げるなど、多彩なアングルから絶景を満喫できます。

【トリビア】

公園の名前である「展勝地(てんしょうち)」は、沢藤幸治の親友であった風見章が、「展望」の展と「景勝地」の勝を取って団体名を「展勝会」と名づけたことに由来します。園内の陣ヶ丘から見渡す北上川と桜並木の眺めがことのほか素晴らしかったことから、この一帯が展勝地と呼ばれるようになりました。北上展勝地の桜は、こうした先人の熱意によって百年を超えて守られてきたものです。

📅 最終更新: 2026/9/7
北上展勝地の桜
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です