【概要】
伊万里トンテントン祭りは、佐賀県伊万里市の伊万里神社で1829年に始まったとされる御神幸祭で、五穀豊穣と大漁、商売繁盛を祈って三日間行われます。香橘神社の荒神輿と戸渡嶋神社の団車が太鼓の合図で正面から組み合う「合戦」が特徴で、最終日には伊万里川に転落したまま争う「川落とし」で最高潮を迎えます。2006年の死亡事故で合戦は長く見合わされましたが、安全対策を整えて2013年に復活しました。
【歴史】
伊万里トンテントン祭りは、1829年に始まったとされる伊万里神社の御神幸祭で、五穀豊穣、大漁満足、そして商売繁盛を祈願して三日間にわたり行われます。「トンテントン」という独特のリズムを刻む太鼓の合図とともに、荒神輿と団車が激突し、町全体にすさまじい活気とエネルギーをもたらすことで知られており、佐賀県伊万里市を代表する勇壮な秋の風物詩として地元の人々に深く親しまれています。
【特徴】
この祭りの最大の特徴はなんといっても、香橘神社の「荒神輿」と戸渡嶋神社の「団車(だんじり)」が真正面から組み合って激しくぶつかり合う「合戦」と呼ばれる神事です。両者が組み合ったまま地面に激しく倒れ込む姿は非常に勇壮であり、周囲で見守る観客を圧倒する大迫力があります。最後にどちらが早く引き起こされるかによって、翌年の豊作か大漁かが占われるという吉凶占いの儀式も兼ねています。
【見どころ】
最大の見どころは最終日に行われる「川落とし」です。伊万里川を舞台に、荒神輿と団車がもみ合ったまま川に転落し、水中でもさらに激しい合戦が繰り広げられます。陸上から水中へと続く大迫力の戦いと、周囲の熱気、そして太鼓の音が響き渡る中でのクライマックスはまさに必見で、全国から多くの観光客を一目見ようと惹きつけます。
【トリビア】
祭りのユニークな名称となっている「トンテントン」という言葉は、合戦の開始合図として団車が打ち鳴らす太鼓の独特なリズムに由来しています。2006年には合戦の最中に死亡事故が起きて合戦が長く見合わされましたが、厳しいルールと安全対策を整えたうえで2013年に復活しました。祭りにかける人々の凄まじい熱量と激しいぶつかり合いの迫力は、今も脈々と受け継がれています。
