【概要】
大阪府大阪市北区梅田の百貨店地下街などで半世紀以上にわたり愛され続ける、大阪独自のファストフードです。もちもちとした小麦粉生地にカットしたイカを混ぜ、上下の鉄板で一気にプレスして焼き上げます。
【歴史】
大阪府大阪市北区梅田を中心とする大阪独特の名物粉もんであり、昭和32年(1957年)に阪神百貨店梅田本店の地下食料品売り場(通称:スナックパーク)に出店した「いか焼きコーナー」が全国的な爆発的人気の火付け役となりました。買い物帰りの主婦やサラリーマン、学生たちが手軽に買えるおやつ・軽食として愛され続け、現在でも1日に何万枚も売り上げる驚異の超ロングセラー商品です。
【特徴】
祭り屋台などで見かけるイカの姿焼き(丸焼き)とは全く異なり、出汁を効かせたもちもちの小麦粉生地に細かくカットしたゲソや身をたっぷり混ぜ込み、専用の上下2枚の重い鉄板プレス機で約200度の高温と高圧を一気にかけながら数十秒で一気に焼き上げる点が特徴です。プレスすることでイカの香ばしい旨味が生地全体に凝縮され、驚くほどの弾力と噛みごたえを生み出します。
【見どころ】
大阪市北区梅田の阪神百貨店地下1階スナックパークにある店舗では、職人たちがリズムよく鉄板プレス機を開閉し、プシューッという力強い蒸気の音とともに、次から次へといか焼きを焼き上げる圧巻の高速職人技をガラス越しに見学できます。焼きたてに秘伝の甘辛い濃厚ソースを塗り、二つ折りにしたものをその場でハフハフと頬張る活気ある立ち食い風景は大阪の由緒ある名物文化です。
【トリビア】
いか焼きには通常のソース味の定番メニューの他に、生地に卵を一緒に割り入れてプレス焼きした贅沢な「デラバン(デラックス版)」という大人気メニューが存在します。卵が加わることで生地のふわふわ感とまろやかさが格段にアップし、栄養価も満点になるため、多く常連客が「通常のいか焼きとデラバンを1枚ずつセットで買う」という黄金の注文スタイルを長年貫いています。




