宝登山神社

(ほどさんじんじゃ)
📍 埼玉県 長瀞町⛰️ 名所🏯 歴史

【概要】

宝登山神社は、埼玉県長瀞町にある標高四百九十七メートルの宝登山の麓に鎮座する古社です。日本武尊が山火事に遭った際、巨大な犬に導かれて無事に頂へ登れたという伝承をもち、神日本磐余彦尊・大山祗神・火産霊神を祀ります。山頂の奥宮まではロープウェイで上がれ、冬には関東有数の蝋梅園が濃厚な甘い香りに包まれます。

【歴史】

宝登山神社は、景行天皇41年にあたる111年の創建と伝えられます。日本武尊が東征の途中でこの地を訪れ、山に登ろうとしたところ猛火に囲まれましたが、現れた巨大な犬が火の中へ飛び込んで火を消し止め、無事に頂へ導いたと言います。この犬が大山祇神の神犬であったことから、火伏せの神である火産霊神もあわせて祀られました。

【特徴】

社殿は拝殿・幣殿・本殿をH字形につないだ権現造です。弘化2年(1845年)に再建が発願され、長い年月をかけて明治の初めに完成しました。彫刻は武州明戸の彫工である飯田岩次郎の手によるもので、二十四孝や西王母といった中国の故事、龍や鶴などの吉祥の題材が刻まれ、平成21年(2009年)の御鎮座千九百年を機に改修されています。

【見どころ】

宝登山神社の本社に参ったら、山頂の奥宮まで足を延ばしたいところです。麓の駅から宝登山ロープウェイに乗れば、全長八百三十二メートルをおよそ五分で上がれます。山頂一帯の蝋梅園には三千本ほどの蝋梅が植えられ、12月下旬から2月下旬にかけて黄色い花が咲きます。梅百花園や桜も続き、武甲山や両神山の眺めも開けます。

【トリビア】

社名のもとになった山の名は、日本武尊が火をものともせず登ったことにちなんで、はじめは火止山と書かれたと伝えられます。のちに弘仁年間、光り輝く宝珠が山上を飛ぶのが見られたことから宝登の字に改められたと言います。社号そのものも宝登山大権現から宝登神社へ、さらに大正14年(1925年)に宝登山神社へと変わりました。

📅 最終更新: 2026/9/12
宝登山神社
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です