【概要】
一日市の盆踊りは、秋田県八郎潟町に伝わる盆踊りで、町の中心を貫く大通りを舞台に毎年8月中旬から下旬にかけて行われ、秋田県の無形民俗文化財に指定されています。デンデンヅク、キタサカ、三勝という3種類の踊りが伝わり、速い拍子と優雅な所作が入れ替わります。浴衣や思い思いの仮装をした踊り手が輪をつくる、にぎやかな夏の夜の行事です。
【歴史】
一日市の盆踊りは、秋田県八郎潟町に伝わる盆踊りで、町の中心を貫く大通りを舞台に、毎年8月中旬から下旬にかけての3日間にわたって続きます。八郎潟の周辺では古くから盆踊りが盛んで、寛文2年に一日市へ宿場と御伝馬所が置かれた頃に今の形が整ったと伝えられています。文化6年の記録にもその姿が確認でき、2005年度には秋田県の無形民俗文化財に指定されました。
【特徴】
一日市の盆踊りには、デンデンヅク、キタサカ、三勝という3種類の踊りが伝わっています。デンデンヅクは速い拍子に合わせて進み、両手を左右に払う所作が中心です。キタサカも同じく速い拍子ですが、体をひねったり両手を打ち合わせたりする動きが加わります。三勝は動作がゆっくりで、片方の足を上げて静止する所作がたいへん優雅です。
【見どころ】
この盆踊りの名物は、何といっても踊り手の仮装です。もとは亡者の姿に扮して供養したことに由来すると伝えられ、今では浴衣に加えて僧侶や力士、芸者、洋装など思い思いの装いが輪に並びます。太鼓と笛、そして唄に合わせて商店街が熱気に包まれる夜は、町じゅうが踊り一色に染まります。子どもの部と一般の部に分かれて進み、日程は年により変わるため事前の確認をおすすめします。
【トリビア】
一日市の盆踊りは、羽後町の西馬音内、鹿角市の毛馬内と並んで秋田三大盆踊りに数えられています。会場となる上町大通りは期間中だけ車両通行止めとなり、道そのものが踊りの舞台へと姿を変えます。同じ一日市には1974年に国の重要無形民俗文化財となった願人踊も伝わっており、芸能の厚みを感じさせる土地柄です。JRの駅からも歩いてすぐの近さです。




