【概要】
毎年ゴールデンウィークの5月3日・4日に開催され、国内最大級の動員数を誇る市民総参加の祭り。しゃもじを叩いて踊る華やかなパレードが街を彩ります。
【歴史】
博多どんたく(博多どんたく港まつり)の起源は、今から約840年前の治承3年(1179年)に始まったとされる伝統行事「博多松囃子(はかたまつばやし)」にさかのぼります。本来は年賀の祝賀行事として発展し、江戸時代には福岡藩主への拝謁行事となりました。明治維新後に一時禁止されましたが、明治12年(1879年)にオランダ語の「Zondag(ゾンターク=休日)」を語源とする「どんたく」の名で復活し、現在では福岡を代表する市民まつりへと進化しました。
【特徴】
最大の特徴は、市民総参加による華やかな「パレード」と、市内約30ヶ所以上に設置される「演舞台」での多彩なパフォーマンスです。パレードでは、伝統的な「博多松囃子」を先頭に、華やかな衣装や花笠を身にまとった市民団体や企業などの「どんたく隊」が明治通りを練り歩きます。参加者が木製の「しゃもじ」を両手に持ち、カチカチと景気よく音を立てながら踊り歩く姿は、博多どんたくの最も有名なシンボルとなっています。
【見どころ】
毎年5月3日・4日のゴールデンウィーク期間中に開催され、期間中の観客動員数は約200万人以上と日本屈指の規模を誇ります。広大な福岡市博多区や中央区の街全体がお祭り一色に染まり、どこに行っても熱気と笑顔にあふれています。祭りのクライマックスである4日の夕方には、「総おどり」が行われ、見物客も参加者も関係なく飛び入りで輪になって踊り、街中が一体となる最高の盛り上がりを体験できます。
【トリビア】
なぜ「しゃもじ」を叩いて踊るのかには面白い由来があります。かつて商家の主婦が、夕飯の準備中に街を通りかかった松囃子の陽気なお囃子に浮かれ、持っていたしゃもじを両手で叩いてリズムを取りながら飛び入り参加したのが始まりと言われています。また、祭りの開催日である5月3日と4日は「高確率で雨が降る(どんたく雨)」という地元で有名なジンクスがあり、参加者たちは毎年空模様を気にしながら熱気で雨雲を吹き飛ばそうと踊ります。




