📍 山口県 萩市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

萩は山口県北部の日本海に面した長州藩の城下町で、関ヶ原の戦い後に毛利輝元が1604年に築城して以来、約260年にわたり藩政の中心地として栄えました。江戸時代の古地図がそのまま現在の道路に当てはまるほど当時の町割りが残り、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」にも登録されています。吉田松陰をはじめ幕末維新の志士を多数輩出した歴史の舞台でもあります。

【歴史】

萩の城下町は1604年、関ヶ原の戦いに敗れて領地を大幅に削減された毛利輝元が、日本海に面した阿武川の三角州に萩城を築いたことで始まりました。以後約260年にわたり長州藩36万石の政治・経済の中心地として機能し、城下には武家屋敷や商家、寺院が計画的に配置されました。幕末には吉田松陰が松下村塾で高杉晋作・久坂玄瑞・伊藤博文・山県有朋ら多くの志士を育て、明治維新の原動力となりました。「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界遺産にも登録されています。

【特徴】

萩の城下町の最大の特徴は、江戸時代の古地図がそのまま現在の道路地図として使えるほど、当時の町割りが驚くほど忠実に残っていることです。松本川と橋本川に挟まれた三角州という地形的制約が、逆に開発圧力から町並みを守る結果となりました。城下町には敵の見通しを防ぐ「鍵曲(かいまがり)」と呼ばれる直角に折れ曲がった道路が残り、なまこ壁の白壁や土塀、石垣が往時の武家地の面影を色濃く伝えています。城下町全体が歴史のタイムカプセルのような存在です。

【見どころ】

萩城下町の中心エリアである堀内地区は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、口羽家住宅や旧繁沢家長屋門などの武家屋敷が公開されています。菊屋横丁は白壁となまこ壁が続く美しい小路で、萩を代表する景観スポットです。松下村塾は世界遺産にも登録された吉田松陰ゆかりの私塾で、幕末の歴史ファンには必訪の地です。萩焼の窯元めぐりや、夏みかんが塀越しに実る独特の町並み散策も人気で、レンタサイクルで城下町全体を巡るのがおすすめです。

【トリビア】

萩からは初代内閣総理大臣・伊藤博文をはじめ、明治維新後に7人もの総理大臣を輩出しており、「総理大臣を最も多く出した城下町」として知られています。萩城下町のなまこ壁は防火と防湿の機能を兼ねた実用的な建築技法で、黒と白の幾何学模様が独特の美しさを醸し出しています。萩の夏みかんは明治維新後に職を失った武士たちの救済策として植えられたもので、現在も武家屋敷の庭先に夏みかんの木が残る風景は萩ならではのものです。萩焼は約400年の歴史を持つ陶器で、使い込むほど色合いが変化する「萩の七化け」で知られています。

📅 最終更新: 2026/5/1
萩
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です