円光院

(えんこういん)
📍 山梨県 甲府市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

円光院は、山梨県甲府市にある臨済宗妙心寺派の寺院で、武田信玄の正室・三条夫人の菩提寺として知られる甲府五山の一つです。前身は甲斐源氏ゆかりの清光寺と伝わり、永禄3年(1560年)に信玄が京都から説三和尚を迎えて開山とし、現在の岩窪の地に移したとされます。境内の西には三条夫人の墓所が静かに置かれています。

【歴史】

円光院の前身は、甲斐源氏の祖とされる逸見清光が開いたと伝わる清光寺で、小石和と呼ばれた石和のあたりにあったとされます。室町期に武田信守が父・信重の位牌を守る寺として成就院と改め、永禄3年(1560年)に武田信玄が京都から説三和尚を迎えて開山とし、甲府の城下へ移して甲府五山の一つに定めたと伝えられています。

【特徴】

山号は瑞巌山、本尊は釈迦如来で、山梨県甲府市にある臨済宗妙心寺派の寺院です。元亀元年(1570年)に三条夫人が世を去ると当院が菩提寺となり、その法号にちなんで円光院と呼ばれるようになりました。寺には信玄の寄進状などの遺宝が伝わり、木造刀八毘沙門天像と勝軍地蔵像は、躑躅ヶ崎の館に安置されていたと伝わる山梨県指定の文化財です。

【見どころ】

境内の西にある三条夫人の墓所は、一基の宝篋印塔と二基の石灯籠からなる簡素な造りで、戦国の世を生きた女性をしのぶ静かな場所です。円光院は武田信玄の墓と伝わる岩窪の一角からも近く、あわせて歩くと武田家の物語が立体的に見えてきます。寺宝の公開や墓所への立ち入りは寺の判断によるため、訪ねるときは現地の案内に従うのが礼儀です。

【トリビア】

三条夫人は京の公家・三条公頼の娘で、甲斐に嫁いで武田義信ら複数の子を育てました。円光院という寺名がその法号から付けられたことは、信玄が正室を篤くとむらったしるしといえます。寺は武田氏の館があった躑躅ヶ崎の北東に位置し、甲府五山のなかでは長禅寺と並んで市街から訪ねやすい一寺として、信玄の墓所とあわせて歩く人が多い寺です。

📅 最終更新: 2026/9/13
円光院
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です