胡子大祭

(えびすたいさい)
📍 広島県 広島市中区🏮 🏯 歴史

【概要】

広島県広島市中区にある胡子神社で毎年11月に営まれる秋の大祭で、えべっさんの愛称で親しまれています。神社は慶長8年(1603年)の創建と伝わり、商売繁盛の神として長く崇敬を集めてきました。周辺の商店街では誓文払いの大売り出しが行われ、大判や宝船を飾った縁起物のこまざらえを求める人で通りが埋まります。

【歴史】

胡子大祭は、広島県広島市中区にある胡子神社の秋の大祭です。神社は慶長8年(1603年)、町の人々が胡子神を迎え祀ったのが始まりと伝えられ、胡町という町名もここから生まれました。蛭子神と事代主神に、毛利氏の礎を築いた大江広元を合わせて祀り、福と商いをつかさどる神として四百年以上にわたり敬われています。

【特徴】

胡子大祭は毎年11月18日から20日までの三日間営まれ、えべっさんの名で広島の人々に親しまれています。境内へ続く通りには露店がずらりと並び、三日間で三十万人近くが訪れる大きな祭りです。神社に面した商店街では、江戸時代の商いの習わしに由来する誓文払いの大売り出しが行われ、秋の中心街が一度に活気づきます。

【見どころ】

祭りの主役は、こまざらえと呼ばれる竹の熊手です。大判小判や宝船、鯛などの縁起物を飾り付けた熊手を買い求め、商売繁盛を願って店や家に掲げます。売り出されるようになったのは明治34年の鎮座三百年祭からと伝わり、毎年少しずつ大きな熊手に替えていくのが習わしです。神楽や和太鼓の奉納も行われ、夜まで賑わいます。

【トリビア】

昭和20年8月6日の原爆で社殿は焼け落ちましたが、その年の11月20日には仮の社殿を建てて祭典が営まれました。焦土のなかで灯された胡子大祭は、復興へ向かう人々の心の支えになったと語り継がれています。広島三大祭りは、とうかさんが初夏を、住吉祭が真夏を、そして胡子大祭が晩秋の訪れを告げる祭りで、三つをたどると広島の一年がそのまま見えてきます。えべっさんが済むと、街は一気に年の瀬の気配に包まれます。

📅 最終更新: 2026/9/12
胡子大祭
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です