【概要】
菅原道真公の墓所の上に社殿が造営された、天神信仰の聖地です。京都から飛んできたとされる「飛梅」伝説で知られる御神木や、参道の名物「梅ヶ枝餅」が有名で、年間を通じて多くの参拝者が訪れます。
【歴史】
太宰府天満宮は、901年に大宰府へ左遷され903年に同地で亡くなった菅原道真公の墓所の上に社殿を構えた神社です。遺骸を運ぶ牛車が安楽寺の門前で動かなくなったためこの地に葬られたと伝わり、905年に門弟の味酒安行が廟を建立しました。その後、道真公の祟りを恐れた朝廷の命により919年に社殿が造営され、安楽寺天満宮として天神信仰の聖地となりました。
【特徴】
太宰府天満宮は年間約1000万人が参拝する九州屈指の神社で、正月三が日だけで約200万人が訪れます。本殿は戦乱で荒廃したものを1591年に筑前の領主・小早川隆景が再建した五間社流造・檜皮葺の桃山建築で、国の重要文化財に指定されています。学問・文化芸術の神として全国から受験生が集まり、合格祈願の絵馬が境内に所狭しと掛けられます。
【見どころ】
本殿前の御神木「飛梅」は、京の道真公を慕って一夜で飛来したと伝わる梅で、境内約6000本の梅の中で最も早く咲くとされます。心字池に架かる太鼓橋や、撫でると知恵を授かるという御神牛の像も人気です。参道では焼きたての梅ヶ枝餅が名物で、歩きながら味わうのが定番です。隣接する九州国立博物館とあわせて訪れる観光客も多く見られます。
【トリビア】
2023年5月から124年ぶりとなる本殿の大改修が始まり、その間は建築家・藤本壮介が設計した仮殿に神様が遷されました。屋根の上に梅など数十種の植物が茂る斬新な仮殿は大きな話題を呼び、約3年限定の社殿を目当てに訪れる人も相次ぎました。梅ヶ枝餅は、左遷された道真公に老婆が梅の枝に餅を添えて差し入れたのが由来と伝わり、太宰府天満宮の参拝に欠かせない味となっています。




